第0回放送









西暦50XX年、世界は核の炎に包まれた……。

 その業火は凄まじく、世界中のあらゆるものはその業火の餌食となってしまったのだった。

 長文ネタもその例外ではなかった。その全てが失われることとなってしまったのだ。



 だがしかし……長文を書かずにいられないと言う人間の性、魂は完全に潰える事は無かった。

 時は流れ、新たに長文ネタに似て非なる『脱糞ネタ』が新たな芽生えを見せ始めていたのだ……。

 そして……。




 さあ立ち上がるのだ、脱糞戦士達よ!

 新しすぎる笑いの創造者はお前らだ!?





香川:朱雀香川でーす。

宮尾:青龍宮尾でーす。

二人:脱糞王でーす!

香川:というわけで始まりました、目クソが鼻クソを笑う長文企画『脱糞王』!
  ……もう止めない?

宮尾:いきなり!?

香川:いや、だってもう……名前の時点で「冗談で言ってたのに本当になっちゃいました」感すげえし……。

宮尾:まあね。たぶん半数以上の方がどん引きしますね。

香川:オープニングでも一旦長文滅びてるしさ。

宮尾:企画を通してとんでもない虚言を宣言してますからね。それだけでもこの企画の脱糞っぷりが目にうかがえます。

香川:何だろう。もう3回くらいで終わらないかな、この企画。

宮尾:それじゃ空しいわ! まあ、バカ企画らしくしぶとくやっていきましょうよ。

香川:だね、細く長くゴキブリみたいな感じで……。
   ……でもさ、言っても俺と宮尾君って全然仲良くないよね。君、うちの海人とは遊んだりするみたいだけど。

宮尾:まあそうですね、年四つ離れてますし。何でこの番組一緒になることになったんだろう……。プロデューサー同士でやれよ。

適材適所です!


香川:じゃあ、まあとりあえず。宮尾君、この企画のルール説明お願いします。

宮尾:はい。この企画のルールは簡単です、ただ50行以内のネタを送ってもらうだけ。
   そのネタがへたくそだろうが雑だろうがドクズの書くようなネタだろうが何でも送っていただいてかまいません。

香川:言いよう酷ッ! ま、何といってもオフエアが無いからね。

宮尾:ええ。全組きちんと載せます。

香川:……そのせいか俺、嫌な予感しかしないんだけど。

宮尾:まあ裏を返せば、どんな目も当てられないネタも堂々と載せるってことですからね。投稿者が何をしでかすやら……。

香川:取り合えず今回は第0回の試験放送と言うわけで、お互いの事務所から是非にと立候補した一組がネタを披露してくれる、という訳ですよ。
   あー、おれすごいたのしみだなー。

宮尾:何で棒読みなんですか! でも確かに僕も楽しみです。なんたってうち、KKプロダクションからは新人を連れてきてますからね。

香川:お、そりゃ楽しみだ。それじゃあ雑談もなんだし、早速一組目から脱糞芸を披露していただきましょうか!

宮尾:そうしましょうか!


記念すべき一組目の挑戦者はピッチピチの若手コンビ!

高鍋おかきしがき(初登場)

ロボットアニメ好きの二人がどんな漫才を見せてくれるのか!?

おかき:どうも高鍋おかきしがきですー。

しがき:よろしくお願いしますー。

おかき:今日も張り切って行きたいからね、朝からご飯三杯食べましたよ!

しがき:僕もゲッター線3本食べてきましたよ。

おかき:それゲッターロボやないか!ゲッター線が栄養源ってゲッターロボやないか!

しがき:しかし今日もきれいな方が多いですね。

おかき:そうですね。

しがき:右から順にドラゴン、ライガー、ポセイドン。

おかき:それゲッターロボやないか!ゲッターロボGの3つの形態やないか!

しがき:一つ飛ばしてレディコマンド。

おかき:それミチルさんの乗る戦闘機やないか!

しがき:学生のころっていろんなスポーツをしてましたよね。

おかき:してましたね。僕はサッカーをやってたんですが、君は何してた?

しがき:九州で剣道道場の息子やってました。

おかき:それゲッターロボの主人公の流竜馬やないか!そうじゃなくて、何して体動かしてた?

しがき:ハーモニカ吹いてました。

おかき:それ神隼人の趣味やないか!口先しか動かさんしやな!

しがき:まあ俺はハーモニカよりボインちゃんが大好きでな。

おかき:それ隼人の名言やないか!もうゲッターロボはいいんですよ、スポーツの話!

しがき:まあ体動かすのはいいことですね。「体育の日」なんてのもあったりして。

おかき:そうですね。いろんな「日」がありますよね。ほかにも勤労感謝の日とかこどもの日とか。

しがき:地球最後の日とか。

おかき:それ真(チェンジ)ゲッターロボのサブタイトルやないか!マニアしか知らんわ!

しがき:でもスポーツの世界って大変らしいですよね。

おかき:ですね。野球でも戦力外通告とかありますから。

しがき:でも、ちゃんと通告されるんならまだいいですよ。

おかき:そうですか?

しがき:戦力に入れてもらってても、「真」から使えるのにその作品の敵は出てこないし、強制出撃も少ないって言う不遇の扱いを受けるよりはね。

おかき:それゲッターロボやないか!「スーパーロボット大戦W」で全然目立たずに終わった真ゲッターロボ(漫画原作版)やないか!



香川:ゲッターロボ漫才……w

宮尾:………………えー、KKプロの新人だったわけですが……解雇していいですかね?

香川:いやいやいやいや! 俺は好きですよ。まだ彼らの先は長いよ、ホント若いっていいねー。こういうのが脱糞芸なんですね。

宮尾:若さで済ましていいかわかんないですけどねこいつら。

香川:ま、事務所入りするのは早かった気はするけどね。

そんな!

宮尾:大体デビュー作がここって時点で彼らの未来に光はありません。

……。

香川:やっぱさ、シャインスパーク忘れてる辺りに拙さが見えるよね。

…………。

宮尾:ですよねー。お二人さん、青バト行きは当分ないと思ってね!!

………………。



香川:じゃあ一旦気を取り直して、我がピスカンプロから。
   うちからは一人でもいいから出たいと言ってる奴がいたそうなので、そいつが脱糞芸を披露してくれます。

宮尾:おお、それは楽しみだ。


青バト現チャンピオンの片割れが緊急参戦!

リリコミンストレルショー悪原 銀(初登場)

僕、毎日がとっても楽しいんです

ワン、ツー、スリー、国構え! 国構え!

……ヘイヘーイ! リリコミンストレルショーで言う所のぉ、悪原 銀だぜッ!!

みんな女の子好き!? 俺男も好きだぜ! 頑張れニッポン!

と言うワケで歌を作ってきました。聴いてください、『さくら』。


♪ぼォーくゥらはァー!(ピアノを弾きながら)

♪きっとォーまァってるゥー!(マラカスを振りながら)

♪君とォーまた会えるゥー!(ギターを叩き壊しながら)

♪日々をォー!(お坊さんの頭に乗せた木魚をパコパコ叩きながら)

♪さくゥーら並木ィーのォー!(慎吾ママにキャメルクラッチをしながら)

♪道のォー上ェーでェー!(仏像をうずたかく積みながら)

♪あっいっしってっるゥー!(ヘレンケラーを太平洋のド真ん中に突き落としながら)

♪あっいっしってっるゥー!(マリオを何度もクリボーに突進させながら)

♪きっしめェェェェェえん!(恍惚の表情)


……ドワンゴが、午後十時くらいをお知らせします。



香川:死ね!!

!!!!!


宮尾:もうね、こんなこというのも失礼かもしれないですけど……バカヤロウですねこいつ。

凄く楽しかったです!

香川:今すぐ銀沙灘さんとこ行ってベルト返してこいよもう。

宮尾:暴走も凄かったけどね、最後の最後に時報に身をゆだねるってかなり他力本願な手法だよね。

香川:宮尾君、これから奴がニコニコ動画見れないようにパソコン壊しに行こうぜ。

宮尾:……釘バットでいいかな?

香川:オッケー、じゃあ俺地元の友達集めてくるから。

殺さないでください!






この番組は

ユメヅキ

長文ブログ


の提供でお送りしております。






宮尾:……というわけで試験放送用のネタ披露が終わったわけですが

香川:宮尾君どうしよう、来週からボイコットしたい。

宮尾:したいけど! 引き受けた以上我慢しなきゃいけない状況なんだって、今の僕ら。

香川:何だっけ、来週からこれ10組あるの?

宮尾:ええそうです。10組も見ていかなければいけません。

香川:誰が得すんだよ、これ……。

宮尾:……まあ、演者が楽しければいいんじゃない?

香川:アバウトだなあ。……で、えー……。
   今回は試験放送だから無いけど、次回からはその10組の中から最も脱糞な芸を『脱糞王』として決めるんスよね。

宮尾:そうですね。僕か香川さんか、その時に呼んだゲストの方に決めてもらおうというわけです。

香川:なるほどねー。……で、脱糞な芸ってどういうことよ?

宮尾:まあ、脱糞をすることに等しいくらいの芸ってことじゃないですか?

香川:じゃあ一番ウンコもらしそうなキングってことかな……。

宮尾:もう、それでいいよね。






シンナーズ山上:脱糞王挑戦者大募集! 希望者には一口寸評ももらえるよ!



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