Bブロック審査2



審査フォーム


偽りPercussion

コント/心に傘を

マキ:私、ずっと前から霜山先輩の事が心配だったんですよ。

霜山:・・・・・・・・・うん・・・。

マキ:特に最近の霜山先輩は、ずっと気持ちが沈んでて、どうしたんだろうって私心配で、
   霜山先輩がどうすれば元気になるか、私に何か出来ることはないかとずっと考えていたんですよ。

霜山:・・・・・・・・・そう・・・。

マキ:そして私、昨日の雨の日に思ったんです、「霜山先輩の心の中も、こんな風に冷たい雨が降っているのかな」って。
   こうして、私のやることが見つかったんです、霜山先輩の心に傘をさしてあげよう、そうすれば霜山先輩の心も晴れ渡るんじゃないかなって。

霜山:・・・俺の心に・・・・・・傘をさす・・・?

マキ:ええ、霜山先輩の心に傘をさしてあげるんです。

霜山:ああ・・・・・・・・・だからお前は俺の脇腹に傘を刺したのか・・・。

マキ:ええ、心に傘をさしてあげれば、人は元気になれるって、どこかの歌手も言っていましたし。

霜山:・・・歌詞の意味をここまで理解出来ない人初めて見たよ・・・。

マキ:それで霜山先輩、どうですか?元気になれましたか?

霜山:うん、まあとりあえず・・・・・・抜いてくれ。

マキ:なんでですか!!嫌ですよ!!

霜山:なんで断るんだよ!!

マキ:だって私、霜山先輩に元気になってほしくてやってるんですよ!!それを抜いてくれだなんて、ちょっと冷たくありませんか!?

霜山:冷たくねえよ!!むしろ俺でもビックリするくらい紳士的だよ!!

マキ:私、今日の日ためにずっと頑張って研いでたんですよ!!

霜山:だろうな!!普通の傘はここまでグッサリ刺さらないよな!!

マキ:それなのに・・・それなのに・・・お節介だと言うのですか!!?

霜山:お節介で済まされる問題じゃねえよ!!

マキ:そんな言い方・・・もういいです、もう霜山先輩なんて知りません!!

霜山:というかそんな事より、傘抜いてくれよ、マジで・・・何か意識が遠退いて来た・・・。

マキ:そんなの、自分で抜けば良いじゃないですか!!私はもう部活に戻りますので!!

霜山:おい、待てよ、待てよ!!

マキ:(後ろ向きのまま立ち止まる)・・・・・・霜山先輩・・・。

霜山:・・・手が痺れて力が入らないんだよ・・・。

マキ:霜山先輩、私の話、聴いてくれますか?

霜山:チクショウ、上手く喋れなくなってきた、絶対コレ内臓行ってるよ。

マキ:霜山先輩、私がテニス部に入ったのは、霜山先輩が目的だったんですよ。
   だって私、それまでテニスなんて一回もやった事無かったし、部活もずっと手芸部で、運動部になんか入ろうなんて思ってなかったんですよ。あ、ちなみにその傘、私が手芸部の頃に作ったものです。

霜山:ああ本当だ、布で出来ている、絶対コレ水吸うだろ。

マキ:だけど、部員勧誘の時の霜山先輩の熱意には驚きましたよ、なんせいきなり高台に上って勧誘演説を始めたんですよ、もうあの時の霜山先輩には本当にビックリしました。

霜山:俺は部室に入ったら傘を構えたお前が「晴れ渡れ!虹が架かれ!」と言いながら突っ込んで来たのには、本当にビックリしたよ。

マキ:そして私は霜山先輩の演説に心を打たれテニス部に入部したのですが・・・
   テニス経験が全く無かった私は、他の部員とも馴染めず、周りから冷たくされて、部活内ではいつも孤立していたんです、でもそんな時に優しく励ましてくれたのが、先輩でした。

霜山:クソ、もう少し警戒すれば良かったよ・・・人間は誰しも心に獣が潜んでいるって知ってたのに・・・。

マキ:どんなに部活が辛い日でも、霜山先輩に話しかけられただけで、なぜだか凄い得をしたと思えるんですよ。今日はとても良い日だったと感じる事が出来るんですよ!

霜山:今日は凄く損をしている気分だよ・・・マイラケットから変な汁が出てるって理由なんかで部活抜けなければよかった・・・。

マキ:霜山先輩・・・・・・私、霜山先輩の事が好きです。

霜山:・・・何のタイミングだよ・・・何のタイミングだよ傘女・・・。

マキ:私、こんな気持ちになるのは初めてで・・・最初は何だか分からなかったんですけど・・・今はもう霜山先輩の事で頭がいっぱいで・・・練習にも集中できないほど霜山先輩の事を見ていて・・・霜山先輩と話す時は、本当に幸せな気分になれるんです・・・でも・・・。

霜山:何の・・・ミグルッ!(吐く)

マキ:でも、一ヶ月前から霜山先輩は急に元気が無くなって、練習もろくに参加しなくなって、見違えるほど痩せてしまい、私とも話してくれなくなった・・・。

霜山:(体が浮かんだ気がした)

マキ:いったい何があったんですか霜山先輩!?悩んでることがあったら聞かせてください、霜山先輩が好きな私だから、霜山先輩の事が心配なんです!!(振り返る)

霜山:(倒れている自分を見つめている)

マキ:って・・・霜山先輩!?どうしたんですか霜山先輩!?血吐いてるじゃないですか!!しっかりしてください霜山先輩!!(揺さぶる)

霜山:(蘇生)ブハハァァ!!ハァハァ・・・。

マキ:霜山先輩ダメじゃないですか!!ちゃんとゴハンを食べないと、また今みたいに倒れちゃいますよ!!

霜山:怖いよ・・・死ぬのムチャクチャ怖いよ・・・。・・・一ヶ月前に死んだ母さんもこんなに怖い思いをしたのかな・・・。

マキ:霜山先輩、何をブツブツ言ってるのですか?悩みがあるんだったら遠慮なく私に言ってくださいよ!!

霜山:怖いよ・・・嫌だ・・・もう嫌だ・・・たくさんだ・・・。

マキ:えっ・・・?霜山先輩・・・?

霜山:もう嫌だ・・・ほっといてくれよ!!こんな思いはもう嫌だ・・・今の俺には耐えられないよ、母さん・・・。

マキ:ほっといてくれって・・・そんな・・・私こんなにも霜山先輩のことが心配なのに・・・こんなにもアナタの事が好きなのに!!ほっといてくれだなんて・・・・どうして・・・(傘を手に取る)

霜山:おい、何をしている!?これ以上深くは刺さないでくれ!!

マキ:先輩・・・お願いです・・・私に心を開いてください!!(傘を開く)

霜山:グギャアア!!やめろ、傷口が広がるっ!!やめてくれえぇ!!!

マキ:心を開け!!素直になれ!!少しは私を気にしてください!!(傘を開く手に力を入れる)

霜山:グガガッガ!!!やめろぉ!!!!(マキと反対方向に転がる)

(ズボン)

マキ:あっ・・・傘が抜けた・・・。

霜山:抜けた・・・・・・抜けたよ・・・・・・やったよ母さん・・・・・・俺、もう少し・・・頑張れそうだよ・・・・・・(白目向いて倒れる)

マキ:先輩・・・?先輩!!先輩!!しっかりしてください先輩!!先輩!!







マキ:霜山先輩はそれから数日間入院した後、見違えるほどに回復し、今では大会の優勝が期待されています。「やっぱ生きてる方が楽だわ」を口癖に頑張っているようです、応援してますよ、先輩!





霜山:あの傘女はその後、俺にあまり話しかけてこなくなった、しかし油断をしてはいけない、いつ獣が目を開くか分からないからな。

   部室の角にある傘立てには、俺の血を吸った真っ赤な傘が一本立っていた。・・・・・・「人食い傘」新しい七不思議にする事にした。





アベレージ

漫才/ペット

山川:はい、ど〜も。アベレージです!
村田:よろしくお願いします。
山川:いや〜、ペットって可愛いなって思うんですよ。
村田:そうですね。実は僕、ペットを飼ってるんですよ。
山川:へえ〜、初耳だよ。何を飼ってるの?
村田:まあ、おっさんなんですけどね。
山川:・・・・・・え?
村田:だからですね、おっさんを飼ってるんですよ。
山川:・・・・・・ゴメン、理解しようと努めたけどやっぱり無理だったわ。
村田:え?理解出来ないの?おっさんとは主に中年男性を指す名称で・・・
山川:おっさんの意味は分かってるよ!そうじゃなくて、おっさんをペットとして飼った経緯が分かんねえんだよ!
村田:拾ったんだよ。
山川:おっさんを拾ったぁ!?ますます理解に苦しむわ!
村田:俺は見つけたんだよ。道端でダンボールの中に捨てられていたおっさんを。
山川:それホームレスじゃねえか!自らダンボールの中に居座ってるんだよ!
村田:そんな捨ておっさんを見てかわいそうになった俺は拾って家で飼うことを決めたんだよ。
山川:捨ておっさん!?捨て犬みたいに言うなよ!
   てか、おっさんは何も反抗してねえのかよ!普通、抵抗とか色々あるだろ!
村田:いや、コンビニのおにぎりを与えたら俺に服従してくれたよ。
山川:おっさ〜ん!!プライドも微塵もねえ!
   いや、それよりもお前だよ!おっさんだぞ!?ペットとして飼うことに違和感をもてよ!
村田:お前さあ、さっきからグチグチと文句言ってるけどよ・・・ペットに種類の差は関係ないんだよ!
山川:関係あるよ!メチャクチャあるよ!ギカントあるよ!
   結婚に年の差は関係ないみたいに言ってるけど、関係ありまくりなんだよ!
村田:まあ、これが俺がおっさんをペットとして飼った経緯だ。理解出来た?
山川:出来ないと言うか理解したくねえよ!ウソだと言ってくれよ!
   そうだ、家族はどうした!?いきなり知らないおっさんを家族として受け入れる訳ないよな!?
村田:最初は家族に反対されたよ。親父ったら「エサ代がバカにならない」の一点張りだよ。
山川:そこ!?問題そこ!?それ以前に問題がやまほどあるだろ!
村田:そしたらいきなり、おっさんが親父に「お願い!飼って!」って土下座しながら頼んできたんだよ。
山川:言葉使いと行動が一切合ってないよ!
村田:その光景を見た親父が一言。「君の熱意に負けたよ・・・これから君は村田家のペットだ。」
山川:認めやがった!こんな軽率な熱意に負けやがった!
村田:まあ、これがおっさんが家族として受け入れられた経緯だ。理解出来た?
山川:だから、理解出来ないと言うかしたくないっつんだよ!相方として残念すぎる事実なんだよ!
   ・・・だったら!友達は!?知らないおっさんが住んでるなんて知ったら、絶対お前から離れていくよな!?
村田:何言ってるんだよ。俺ん家に来た友達、全員おっさんにフリスピーを投げたりして遊んでくれたぞ。
山川:何の疑問もなくペットとして受け入れている!何だお前の友達は!
村田:そうそうある日、俺と彼女がおっさんと遊んでたとき、おっさんが言ったんだよ。
   「彼女さんにとって僕はペットですけど、僕にとって彼女さんはオナペットですよ〜。」俺と彼女は大爆笑したな〜。
山川:犯罪級のセクハラ発言じゃねえか!彼女、笑ってる場合か!
   そしてお前は目の前で彼女がセクハラされてるのに笑って過ごしてる場合か!
村田:まあ、これが友達がおっさんをペットとして受け入れた経緯だ。理解できた?
山川:さっきから、いちいち確認を取るんじゃねえよ!
   ああ、もう分かった!俺、お前ん家行くよ!おっさんがいるかどうか確認するわ!
村田:・・・・・・残念ながら、今俺ん家にはおっさんがいないんだよ・・・
山川:は?何でだよ?まさか、ここまで話してウソでしたって言うオチじゃないだろうな・・・
村田:違うよ!これは俺がおっさんを散歩に連れて行ったときの話しだ・・・
山川:・・・散歩に連れて行くんだあ・・・ペットだもんなあ・・・
村田:いつものように公園でブラブラしてたんだよ。そしたらいきなり目の前に数人の警官が現れたんだ。
山川:嫌な予感がするな・・・
村田:「あなたをわいせつ罪で逮捕します」そう言って、おっさんに手錠を掛けたんだ。
山川:いきなり!?お前、おっさんにどんな格好をさせたんだよ!?
村田:裸に決まってるんだろ!ペットに服装を着させる奴の心情が理解出来ん。
山川:お前の心情が理解不能だよ!今までよく捕まらなかったな!今更ながら、おっさんは少し抵抗を持って欲しかったな!
村田:そんな、理不尽な理由でおっさんは警官に連れて行かれたんだよ・・・
山川:警官は道理が通るに通っている理由で連れて行ったんだよ!
村田:俺はその場を呆然と立ってたんだよ。でも、無理矢理連れて行かれながら言ったおっさんの言葉は今でも忘れないよ・・・
   「おかしいでしょ!僕、公園をブラブラしてただけでしょ!ついでにアソコもブラブラしてただけでしょ!」
山川:・・・もう、ツッコミの言葉も見つからない・・・
村田:俺は泣いたよ。涙が枯れるまで泣いたよ。
山川:・・・村田よ、もっと他に涙が必要なときが来るよ。
村田:だから今は、おっさんは動物施設に預けられてるんだ。
山川:・・・刑務所じゃないんだ・・・動物施設なんだあ・・・警察もペットとして扱うんだあ・・・ハハハ・・・
村田:そこで相方であるお前に折り入って相談があるんだけど・・・
山川:・・・何だよ?
村田:実は今、おっさんを動物施設から脱走させる計画を立ててるんだよ。
   そして、もし成功したらおっさんを山川家でかくまってくれないか?
山川:絶対、嫌!!もう、いい加減にしてくれえ!!
2人:以上、アベレージでした。




レンコン

漫才/金の使い道

レン:どうもレンコンです、よろしくお願いします。

コン:お願いします。…そういえば、俺だいぶ前宝クジに当選した事があったんだよ。

レン:マジかよ。いくら?

コン:30000億万兆円。

レン:ガキの嘘か!!くっだらねぇ嘘つくなや!

コン:嘘じゃないぞ。「30000億万兆円」、そう書かれた紙を半裸のおっさんに渡された。

レン:それが本当なら騙されてるからお前!

コン:実際コンビニでも使えたしな。

レン:いやもう偽札とか以前の問題なのに店員もよく受け取ったな!

コン:釣りはいいって言ったら喜んでたわ。

レン:お前絶対わざとだろ!だいたいその店員もアホか!

コン:あぁ〜良い事した。

レン:してねぇよ!今頃捕まってるか自分の馬鹿らしさに気付いて引きこもってるわ!

コン:んで、つい先日同じ宝クジの1等がまた当たったんだよ。

レン:どうせまたわけわかんない事書いてんだろ!

コン:5億円な。

レン:さっきよりはリアルな数字だけど嘘なんだろ。

コン:嘘じゃねぇよ。「命が惜しければ5億円を持って来い」、そう書かれた紙を半裸のおっさんに。

レン:もはやまともに金額すら書いてねぇじゃん!それ脅迫文!!

コン:実際これで家買った。

レン:どうやってだ!!

コン:普通に渡したんだよ。

レン:いや、さっきの店員と言いわけわからん物を普通に受け取る奴が多すぎだろ!

コン:んで、5億もあるから他にも色々な事に使ったりしてな。

レン:お札に見せかけてすらいない物をよく使えたな…。

コン:色々、美味しいもの食べたり、あとは趣味に費やしたり。

レン:あぁ。

コン:刺された時に出来た傷を治療したり。

レン:ほら脅迫無視したから案の定殺されかけてる!

コン:そんで殺し屋雇ったり。

レン:もっとマシな反撃しろ!

コン:保釈金に使ったり。

レン:そりゃ捕まるだろ!通報だけしときゃ良いんだよ!
   …なんだよ後半全然まともに使えてなかったじゃねぇか!

コン:まあこれは一部だ。他にも結構使ってるぞ。

レン:本当かよ。

コン:あぁ。例えば、俺は彼女がいるから夜景の見えるレストランで一緒に食事したり、
   食事の後はその夜景を上空から見るためにヘリを呼んだり。

レン:随分ロマンチックだな。

コン:んで墜落させられたヘリ修理したり。

レン:また狙われてんじゃねぇか!誰かに!

コン:そんですぐに殺し屋ね。

レン:お前も最初で学習しろや!

コン:で保釈金を…。

レン:ほらほらほら!

コン:ヘリ狙った奴はなんか「よくも偽札を!」とかほざいてるしよ…。

レン:それ30000億万兆円受け取った店員かなんかだろ!だから言わんこっちゃねぇんだよ!

コン:まあ、結構スリルがあって楽しかったけどな。

レン:スリルありすぎてワケわからんわ!ほとんど狙われたり保釈金払ったりだしよ!

コン:けど今回でだいぶ金使ったから最近は家で大人しく過ごしてんだよ。

レン:そもそもその家も怪しいからな。本当にまともな家かよ?

コン:家か。家には3億かけたんだけど、それだけあって凄いデカいの。

レン:どんな感じだよ。

コン:まず30000億万兆畳くらいの部屋が30000億万兆個くらいある。

レン:いやそんなん建てれるか!そもそも単位がありえねぇから!

コン:全部の部屋に花瓶とか置いててな。

レン:スペース生かしきれてねぇな!もっと大きい物置け!

コン:居候とかもいるんだよ。半裸のおっさんとか。

レン:それいったんお前殺しかけた奴だろ!なに家入れてんだ!

コン:最近俺の彼女がよくそのおっさんに会いにきてな…。

レン:寝取られてんの?!まともに服も着てねぇ奴によく負けたなお前も!
   …もういいわ、全然まともな事に使えてねぇしもうこの話はすんな!

コン:そうか…ならちょっと俺の悩みの方を聞いてくれないか。

レン:何だよ。

コン:偽札を使った罪でこれから逮捕されるんだけどもうお金ないから保釈金貸してくれないか?

レン:案の定だよ!もういいよ!

2人:どうもありがとうございました。




保住さんと相宗お姉さま

言い争う 王様

(コンコン)

(ガチャ)

保住:あ、あの……こんばんは。保住です。ま、また来ちゃいました。
   この前は、すみませんでした……。
   私、ビックリして逃げ出しちゃって……それで、今日は……ええっと……あの……その……。

相宗:……ふふ、そうね。
   あたし、のど渇いたわ。あなた、何かカクテル作れるかしら?

保住:は、はい!
   わ、私、相宗お姉さまのために、一生懸命、頑張って作ります。だから――。

(トタトタトタ)

(ガサガサガサ)

(カツン)

(ッポン)

(トクトクトク)

(キュッキュッキュッ)

(ガッシャガッシャガッシャ)

(カラン)

(トポトポトポ)

(カタッ)

保住:お、お待たせしました。カシスオレンジです。ど、どうぞ。

相宗:0点。

保住:えっ?
   あ、あの……私、何か、いけないことでも……?

相宗:カシスって甘ったるいじゃない?
   あたし、今、そういう気分じゃないの。わかる?

保住:す、すみませんでした。すぐに作り直して――。

相宗:いいわ、もう。

保住:すみません……。

相宗:何で謝るの?誰に謝ってるの?
   ふふ、あなたのその困った表情、ステキね。もっと近くで見たいわ。こっち、いらっしゃい。

保住:あ、あの……でも……。

相宗:あら、カワイイ。照れてるの?ホッペがテラコッタ色になってるわよ。

保住:ええっと、あの、パッと思い浮かばないんですけど、顔色としてはあまり芳しくない色、ですよね……?

相宗:イタリア語で「焼いた土」って意味よ。

保住:そんな……。私、そんなにヒドイですか……?

相宗:ふふ、冗談よ。あなたを見てると、イジメたくなっちゃうの。
   ところで、あなた、何でまたここに来たのかしら?
   普通、あんなことされたら、他の子だったら、ここにはもう来ないわよ。

保住:それは……。

相宗:……ふふ、まあ、いいわ。
   カシスオレンジ、お飲みなさい。それで許してあげる。ほら――。

(バシャッ)

相宗:――あら、いけない。間違えてこぼしちゃった。
   カシスオレンジで、あなたの手がベトベトだわ。ごめんなさいね。

保住:い、いえ。だ、大丈夫です。私、ハンカチで拭きますから……。

相宗:ダメよ。それじゃあ、あなたのキレイなハンカチが汚れちゃうじゃない。
   身体汚せど、ハンカチ汚すな――って昔の諺で言うでしょ。
   いいわ、あたしが拭いてあげる、この前みたいにキレイに舐めて――。

(れるん)

保住:えっ、ちょっ――ひゃぅ!

(れるん)

相宗:ふふ、相変わらずカワイイ声で鳴くのね。ポケモンのエーフィみたい。

保住:私「ぽろひゅうぅぅん」なんて言ってません……。

(れるん)

(れるん)

(ぽろひゅうぅぅん)

保住:……あぅ、相宗お姉さま、もうやめてください。
   そ、そんなとこ舐めないでください。汚いですから……。

(れるん)

(れるん)

相宗:あら、どうして?
   あなたの身体よ。汚くないわ。果実の香りに包まれたあなたの指、おいしいわ。

(ぢゅぱっ)

(ぢゅぱっ)

保住:あ、相宗お姉さまぁ……。

(れるん)

相宗:ふふ、塩嘗め指から手根骨を這うように舌で小さな螺旋を描くの。どう、気持ちいいでしょ?

(れるん)

(れるん)

保住:くすぐったい、です……。

相宗:大丈夫よ。もっと力を抜いて、あたしと鼓動を重ねて。怖がることないの。
   ほら、呼吸が一つに絡んでいくのがわかる?肌と肌を溶かし合う気分にならない?

(れるん)

保住:ふわぁぁあ……。

相宗:ふふ、だらしない下唇。あたしを誘ってるのかしら?――ようこそ、ネバーランドへ。

(くちゅ)

保住:――んっ!

(ぷはぁ)

相宗:ふふ、またビックリしてる。あなた、こんなことするの、初めてじゃないでしょ?

(スッ)

保住:あ……あ……あの……わた、私……その……や――やめてください!

相宗:くすっ。やめてだなんて、嘘。
   ――オオカミが出たぞ、オオカミが出たぞ。嘘つき少年は叫びました。
   ふふ、今のあなたみたいよ。

保住:わ、私は少年じゃないです。少女です。

相宗:少女でも少年院に入るわ。

保住:私、そこまで悪いことしてないです!

相宗:あら?あなた、みんなから仲間外れにされたんじゃないの?
   調子に乗って、みんなの輪を乱すような悪いことをしたんじゃなかったの?

保住:あれは私のせいじゃ……。

相宗:自分のことをわかってくれないあいつらが悪いんだ。そう言いたいのかしら?
   だったら、あなた、相当におバカさんよ。ますます嘘つき少年みたい。

保住:ち、違いますよ!
   そんな、私、最後はオオカミに食べられちゃうようなことはしてませんから。

相宗:あら、そんなことあるわけないじゃない。
   オオカミが人間を食べるなんてあると思う?人間を食べるのは――人間だけよ。

(くちゅ)

保住:――んんっ!あっ!

(れるん)

(ぷはぁ)

相宗:あの話の最後は、オオカミが村の羊を襲うのよ。
   それで、少年の叫びを聞かなかったその村は大打撃。オオカミはラム肉とマトンを食べ放題。
   さて、問題です。一番悪いのは誰かしら?

保住:も、もちろんオオカミですよ。

相宗:そうかしら?
   オオカミが羊を食べるのと、人間が羊を食べるのと、どこが違うの?
   どっちも生きるために食べてるだけじゃない?
   それでもオオカミが悪いの?オオカミはいつまで経っても悪役のままかしら?

保住:じゃあ、少年?

相宗:オオカミが来たのを知らせたのに?最後に本当のことを言ったのに?美少年かもしれないのに?
   ね、少年も違うわよね。じゃあ、後は村人かしら?
   少年に騙されたのに?羊を食べられちゃったのに?農具でオオカミに戦いを挑もうとしてたのに?
   これも違うわよね。じゃあ、いったい誰かしら?

保住:……わ、わかりません。

相宗:ふふ、わからない?
   あのね、答えなんてどうでもいいの。ただ、あなたをバカにしてるだけなんだから。
   あなたはバカにされて当然な子なのよ。それだけのことをしたの。それもわからない?

保住:だって……。

相宗:だって、何?ふふ、あなた、本当は自分が一番カワイイと思ってるんでしょ?
   何で他の子が、自分よりカワイイって言われるんだろう?それが理解できない。
   だから、他の子が自分よりチヤホヤされてるのが憎くて憎くて仕方がない。
   お局OLが、新入社員に「あなたはオジサンウケが良くていいわね」って嫌味言ったら、
   「あれ?オバサンにはウケませんでしたか?」って返された時くらい憎いんでしょ?
   だから、あんなことをした。違う?

保住:……私は……。

相宗:ふふ、あなたのその態度が、他の子たちは疎ましく思うものなのよ。
   相手を否定するつもりが、逆に自分が否定されて。ねえ、今の気分はどう?
   何かの捌け口に悪口を言うのは結構よ。
   でもね、その代わり、あなたも言われるの。何も知らなかった子たちまで便乗してくるわ。
   そんな覚悟もなしに、ここへまた来たの?
   呆れるわ。
   いいこと?人からバカにされて、初めて自分の愚かさを恥じることに気付きなさい。

(ぐすんぐすん)

相宗:あらら、泣いちゃった。
   「すみません。もう、ここには来ません」みたいな顔してるわね。逃げるの?
   勘弁してちょうだい。あなた、何をわけのわからないことしてるの?
   ここなら、年がら年中、春から冬まで……ううん、春から春まで開いてるんだから、
   またいつでもいらっしゃい。
   尤も、受け入れ態勢が整っているかは別だけどね……。

保住:……あ、あの、ご迷惑おかけしました。お、お邪魔しました……。

(バタン)

相宗:……ふふ、案外、熱心な子だったわ。そのうち、また来るかしらね。
   どう?さっきから、そこで覗いているあなた。あの子が次、いつ来るか、賭けをしませんこと?




ペーパードルフィン

隣のパチ夫くん

春美:・・・んー・・・

涼輔:・・・春美、何してんの?

春美:ちくわの穴覗き込んでる。

涼輔:それは見りゃわかる。何で覗いてんの?

春美:ちくわを覗くと明日が見えるって・・・

涼輔:・・・どこの情報?

春美:パチ夫。

涼輔:パチ夫って・・・隣のクラスの虚言田パチ夫?

春美:うん。

涼輔:あの嘘つきでお馴染みの?

春美:いや、ホラ吹きでお馴染みの。

涼輔:うん、どっちにしろパチ夫だ。

春美:・・・んー・・・

涼輔:ちくわ覗き続行するなよ。明日なんて見えないから。

春美:見えるよ。パチ夫が言ってたし。

涼輔:・・・嘘つきでお馴染みのパチ夫だよ?

春美:違うよ。ホラ吹きでお馴染みの・・・

涼輔:意味変わんないって。ホラ吹きだって知ってて信用するなよ・・・

春美:んー、だってさぁ・・・・・・あ、見えた。

涼輔:・・・嘘でしょ?

春美:涼ちゃんも見てみてよ。

涼輔:・・・どんな明日が見えた?

春美:ホワイトホール白い明日が待ってるぜ。

涼輔:にゃ〜んてにゃ。
   ・・・じゃなくて・・・残念ながらその白いのは我が家の壁だよ。

春美:壁?・・・あ、ホントだ。

涼輔:ほら。ちくわ覗いて見えるのはちくわの向こう側だけなんだよ。

春美:ちくわの向こう側・・・・・・それはちくわを極めたものだけが見ることのできるちくわの真理・・・

涼輔:いや、物理的な向こう側ね。ちくわの真理なんて見えないっての。

春美:・・・そうだよね・・・ちくわを極めてないのにちくわの向こう側なんて見れないよね・・・

涼輔:いや、物理的な向こう側はバッチリ見えるよ。

春美:ハッ・・・もしかしたら・・・ちくわを極めるのも、ちくわを覗いて明日を見るのも、同じことなんじゃないかな!?

涼輔:・・・確かに同じことかもね。成し遂げた奴とは関わりたくないって点では。

春美:そうと決まればちくわを極める修行に出なきゃ!

涼輔:春美、待った。一旦落ち着け。

春美:了解!・・・ふぅ・・・・・・・・・さ、ちくわを極めるためにちくわ道場に行かなきゃ!

涼輔:・・・お前の一旦短いなー・・・落ち着いて僕の話聞いてくれる?

春美:了解。なに?

涼輔:ちくわを覗くと未来が見えるって言ってたの、嘘つきでお馴染みのパチ夫なんだよな?

春美:違うよ、ホラ吹・・・

涼輔:しつこい。そのパチ夫が言ってたってことは、嘘なんじゃないの?

春美:・・・んー・・・・・・・・・なるほど!

涼輔:・・・考え込んでた時間はさっきの「一旦」と同じくらいなのに妙に長く感じた不思議・・・

春美:・・・てことは、ちくわ道場でちくわ究めても明日は見えないの?

涼輔:ていうかちくわ道場って何なのさ。

春美:鳥取砂丘の真ん中に入り口があるちくわを極めるための道場。

涼輔:どこの情報?

春美:パチ夫。

涼輔:この期に及んでまだパチ夫を信用するのかお前は。

春美:・・・これも嘘なの!?

涼輔:・・・学習しろよ・・・

春美:もー頭来た!明日パチ夫に文句言ってやる!

涼輔:そうしろそうしろ。


翌日


春美:涼ちゃん涼ちゃん!ちくわの穴から見えてた壁は実は24時間後の壁だったんだって!

涼輔:学習しろ!




ミック桑原〜君のいる町〜

ツン/瀬尾公治

      遊☆戯☆僧 デュエルマンダラーズ

                        − 桑原寺 −


【第壱章】ゲームを始める前に・・・

ゲームを始める前に、「デッキ」という自分がデュエルで使用するカードの束を用意します。
デッキのカード枚数は40〜60枚(真言宗は20枚)と定められており、制限内なら自分の好みのカードを使って構いません。


☆場合によって必要な物☆

コイン…カードの中にはコインを使って効果の判定を行うものがあります。

経典…カードの中には経典を使って説法を行うものがあります。


☆あると便利な物☆

電卓…ダメージの計算は計算機があるととても便利です。

如来…夜になると光ります。


【第弐章】カードの種類と使い方

カードの種類は主にモンスターカード、魔法カード、仏カード、小坊主カード、諸行無常カードなどに分けられています。
通常カードはその特徴、効果などが書かれていますが、諸行無常カードに限り何も書かれていません。
この世の現実存在はすべて、姿も本質も常に流動変化するもの。それが諸行無常ではありませんか。


☆レベルの概念☆

モンスター、僧侶、小坊主のレベルを表しており、レベル5以上は召喚の際に生贄と懺悔が必要となります。
プレイヤーのスキルに対してカードのレベルが高すぎると、ある時出家しているかもしれません。


☆属性☆

カードは天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道の六種類に分かれており、これを六道と我々は呼びます。


☆種族☆

カードは多くの種族に分かれております。種族によってはカードの効果の恩恵を受けることが出来ます。
種族の一部…戦士族、機械族、昆虫族、大黒天族、薬王菩薩族、大正新脩大蔵経族 etc...


☆攻撃力・守備力☆

ATKは攻撃力、DEFは守備力を表しています。
この数値が大きいほどカード同士の浄化が早く進められます。


☆カード情報☆

通常カードではそのカードの性格や特徴の解説、その他のカードではカードの効果や使用法などが書かれております。(真言宗は心眼でしか見れない)


・カードの例


『道元』☆4 ATK1600 DEF1200 曹洞族

中国で禅宗を学び、曹洞宗を開く。
ひたすら座禅することの重要性を主張し、地方の武家や豪族などに支持された。
効果…相手カードを座禅によって足を痺れさせ、1ターン行動不能にさせる。


『空海』☆2 ATK400 DEF200 真言族

ご存知真言宗の開祖。修行をしている時、口に明星が飛び込んできて悟りを開いたといわれている。
その間、空海が目にしていたのは空と海だけであったため、空海と名乗ったと伝わっている。
「―――そろそろお腹も減ったし、真言風ドリアでも食うかい?」


『織田無道』☆8 ATK2900 DEF2300 ペテン族

自称織田信長の子孫。タレントとして『ここがヘンだよ日本人』などの番組に出演。
臨済宗の住職であったが、2002年に詐欺で逮捕。
「―――無道SPIRITとは、“僧兵武術”を世に知らしめること。
 出場したい選手がいれば、ぜひ名乗りを上げてほしい。」


【第参章】ゲームの遊び方

このカードゲームでは、相手と対戦して、決着をつけることを「デュエル」または「六根清浄」と呼びます。


☆デュエル(六根清浄)の進め方☆

@まず対戦相手と宗派の確認をした後、自分のデッキをシャッフルし、
 混ぜ終わったらフィールド上のデッキゾーンにデッキをセットします。

A阿修羅じゃんけんで先攻後攻を決め、再び宗派の確認をします。
 その後デッキから5枚のカードを引き、それが開始時の手札となります。

Bいよいよ先攻からスタートです。モンスターカードはモンスターゾーン、魔法カードは魔法ゾーン、仏カードは仏ゾーンと配置場所が決められてます。
 諸行無常カードについては置き場所は指定されておりません。
 この世の現実存在はすべて、姿も本質も常に流動変化するもの。それが諸行無常ではありませんか。

C先攻がターン終了宣言を行うと、後攻のターンに移ります。
 後攻がカードを配置すると、先攻のカードに攻撃を仕掛けることが出来ます。
 攻撃モンスターの攻撃力 VS 相手攻撃表示モンスターの攻撃力となり、
 自カードが上回った場合は相手カードを冥土に送り、49日後の裁きを待つこととなります。
 なお、守備表示だった場合も自分の攻撃力と比べて判定し、その差だけ煩悩の数が増加します。
 
D各ターン戦闘と浄化を繰り返し、勝利条件を目指します。勝利条件としては次のようなものがあります。
 
 ・相手プレイヤーのライフポイント(開始時は8000)を0にする
 ・相手プレイヤーの煩悩(開始時は108)が6万4000を超える
 ・ゲーム中に相手プレイヤーの宗派が壊滅する
 ・ゲーム中に相手プレイヤーが浄化される

 なお、これらの事象が同時に起こった場合は引き分けとなり、盆に祖父が帰ってこなくなります。


【第四章】よくある質問と答え

Q.般若心経カードの効果が長くて読めません。(17歳 学生)

A.意訳すると、「自分のフィールド上モンスター2体を生け贄に捧げる度に、相手ライフに1200ポイントダメージを与える。」となります。
  人それぞれ解釈は違いますので、そこは個人間で話し合って決めるのが良いかと思います。

Q.このカードが一般販売される予定はありますか?(23歳 小坊主)

A.コナミ(株)さんに話を持ち込みましたが断られた経緯があります。
  自主販売という形になりますが、資金面の問題から難航中です。
  慈悲の心をもって、お布施を戴けると非常に有難う思います。

Q.そろそろ先月の指名代返せよ。(48歳 キャバ「三途川」経営)

A.むっ、お主には狐の霊が憑いておるっ!
  狐に騙されるでない!正気にもどれっ!フルーツ盛り合わせなど頼んではいないっ!
  皆さんも信仰心を持てば悪人に騙されることは無くなります。だから慈悲の心をもってお布施を!



(浄化)





天体観測

漫才〜修学旅行

 翔:修学旅行って色々な所へ入って楽しかったですよね

ミヤ:そうですね。東京ではディズニーランドの乗り物に乗ったりね

 翔:京都じゃテンション上がって金閣寺に乗ったりね

ミヤ:国の重要文化財に乗るんじゃないよ!

 翔:これが本当の調子に乗っている

ミヤ:別に上手い事とかいらないから!

 翔:後はバスガイドにメルアド聞いたりね!自由行動でナンパしたり!

ミヤ:美味しいものを食べたり!夜には枕投げしたり!

 翔:秋葉原でメイド喫茶行ったり!

ミヤ:さっきから行動が不純!修学旅行なのに不純!

 翔:でもね、修学旅行といったら必ずトラブルが起きるんですよ

ミヤ:そうそう。集合時間になってもその場所に集まらない人とかいましたよね

 翔:『あれ〜?ミヤの奴、もうバス出るのにまだ来ないぞ?』

   『あっ、はい。バス出しちゃってくださ〜い』

ミヤ:追いてかないで!少しは待つゆとりを!

 翔:『あれ〜?ミヤの奴、もうバス出るのにまだ来ないぞ?』

ミヤ:『はぁはぁ……お土産買ってたら時間に遅れそうだ』

 翔:『すいませ〜ん。クラスメートがまだ来てないんで……え?4時からあぶない刑事の再放送ですか!?

    バス出しちゃってくださ〜い』

ミヤ:危ない刑事に負けちゃった!柴田恭兵コノヤロウ!

 翔:といった感じで修学旅行は大変なんですよ

ミヤ:大変なのは私だけじゃない!他のみんなは再放送見てるんだし!

 翔:でも先ほども言いましたけど修学旅行ってどうしてもテンション上がるじゃないですか

   だからいつもはしない事もしたくなっちゃうんですよ

ミヤ:例えばなんですか?

 翔:女子風呂を覗いたりね

ミヤ:あぁ、全ての女子を敵に回す愚の骨頂の行為ですね

 翔:お風呂で筋肉バスターをやってみりね

ミヤ:ごめん。それには頷けないわ!

 翔:後は、湯船の中で組体操して、ピラミッドを作ってみたりね

ミヤ:それもない!下の人たちがかわいそうだ!

 翔:風呂から上がったら後は寝るだけなんですけど、そこではやっぱり年金についての話題で盛り上がりますよね

ミヤ:盛り上がるわけないでしょ!やっぱり夜中はベタですけどあの話で盛り上がるじゃないですか?

 翔:あぁ。『お前、好きなヒトデなんだよ〜?』的な質問ですね

ミヤ:人ね!ヒトデじゃ海産物だから!

 翔:『オレはスターミーかなぁ』

ミヤ:それ、ヒトデの形したポケモンじゃない!懐かしいよ!

   そうじゃなくて『ねぇ、好きな人とかいるの〜?』っていう質問だよ!
 
 翔:『ねぇ、好きな方角ってどっち〜?』

ミヤ:寝る前の会話としたらこれっぽっちも興味ないわ!南!とか言うやついないでしょ!

 翔:『え?お前も南なの!?オレも実は南ちゃんが好きなんだよね〜』

ミヤ:なんかベクトルが思わぬ方向で交じり合った!まさかタッチの方向へ話が飛ぶとは!

 翔:でもやっぱり、修学旅行のメインは自由見学でしょ!オレは東京の池袋に遊びに行きましたよ!

   池袋といえばシャクシャイン60ですよね

ミヤ:サンシャインね!シャクシャインってアイヌの首長だから!

 翔:ちなみにシャクシャインが誕生したのは1606年。だから間の60を取ってシャクシャイン60

ミヤ:だからどうしたのさ!一生使えないようなマメ知識はいらないよ!

 翔:でも東京はさすがに人が多いですね〜

   よく『石をぶつけたら有名人に当たる』って言われるじゃないですか?だから80〜90回ぐらい街中で投げてみたんですよ

ミヤ:何やってんだ、このバカ!!

 翔:おかげで、あの女優の新垣結衣さんに会えましたよ

ミヤ:え!?石ぶつけたら当たったの? 

 翔:いや、ちょうど一日警察署長をやっていまして

ミヤ:捕まっただけじゃん!!自業自得過ぎるよ!

 翔:石が新垣結衣さんに「ガッキーン」って当たりまして

ミヤ:もう今の翔ちゃんとの会話を記憶してしまった脳みそを消し去りたいよ!

 翔:友達のお小遣いはオレの保釈金で消えたということで

ミヤ:笑い話にもならないよ!

 翔:まぁ、なんだかんだありましたが、やっぱり修学旅行の仕上げは家族へのお土産ですよ!

ミヤ:確かにお土産選びなんかは楽しいですよね

   私は定番の東京ばな奈を買いましたよ

 翔:オレなんか、東京名物である江戸前寿司を買いましたよ

ミヤ:チョイスゥ!お土産に生ものって!

 翔:まぁ、修学旅行から帰ったら家族が食中毒で入院しましたけど

ミヤ:案の定だよ!

 翔:とにかくガッキーに会いにもう1回石を投げに東京に行きたいです!

ミヤ:趣旨変わってる!もういいよ!




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