Aブロック





euphoric field


01.eve
参考作品・参考人物

アニメ「ef - a tale of memories.」より、広野紘と宮村みやこ。
原作の「ef - a fairy tale of the two.」の内容はわからないのです。ごめんなさい。

紘:ふぅ…。
みやこ:どうしたの?クリスマスイブだってのに、ため息なんかついて。
紘:いや…〆切前だってのに話がまとまらなくってさ…。
みやこ:紘クン、プロの漫画家だもんねー。年末進行ってやつ?
紘:そんなとこ。
みやこ:よーし、悩める紘先生にみやこがアイデアを差し上げよう。
紘:何だよ?別にいいって…。
みやこ:良いネタ教えてあげるからねー、えっとー…謎かけしよう!
紘:…え?
みやこ:行くよー、ご飯にかけましてー卵をときます。
紘:…その心は?
みやこ:今夜の晩御飯?
紘:…俺は別にそれでもいいけど。
みやこ:ダメ!今日はご馳走用意してるんだから!
紘:…どうしたいんだよ…。大体、卵かけご飯だったら醤油もかけてくれないと…。
みやこ:もう、紘クンは細かいなぁー。それだと語呂が悪いでしょ?
紘:それ以前の問題だけどな。謎かけじゃないし、漫画の参考になりもしない。
みやこ:よし、それじゃあ………「誰が」「どこで」「何を」「どうする!」
    たくさんのカードを4つの山にわけて、ランダムにカードを引く。そのカードに書かれている言葉を繋げるとストーリーが完成するという寸法さ!
紘:…なんか聞いた事あるな、それ…。同じシャフト作品だからいいのか?良くないけど…。
みやこ:いくよー…(ガサガサ)
    「キダ・タローが」「荒野で」「ムービングファストボールに」「出会ったぁ〜」
紘:意味がわからない!それになんでウルルンっぽい。
みやこ:さ、頑張って!
紘:無理だ!絶対無理だ!
  だいたい、もう設定はあるんだよ。恋愛モノ。
みやこ:恋愛モノ?
紘:最後の告白シーンがなかなか決まらなくてさ…。
みやこ:告白シーンねぇ…。
紘:気弱な男が勇気だして告白するシーンなんだが…なかなかイメージできなくてな…。
みやこ:えぇ〜?紘クンそのまんまじゃない?
紘:そんな事ねぇよ!
  お前、なんか考えてくれよ。
みやこ:えぇ〜、私が考えていいの?そういうのは自分で考えるものなんじゃないのー?
紘:参考にするだけだよ。だいたい、さっきは散々設定考えようとしてたじゃねぇか。
みやこ:そうだけどさぁ、そんな大事な部分は私なんかじゃどうしようもないよー。
    それに告白だったら、私紘クンに言って欲しいセリフになっちゃうよー。
紘:…それでもいいから。参考にするだけだって。
みやこ:じゃあ…「大好きだよ」って言って♪
紘:………よし、もう一踏ん張り、頑張るかー。
みやこ:ちょっと無視しないでよー。採用してくれなくても、言ってくれるだけでいいからー。
紘:言うのが嫌なんだよ!だいたいそんな安直なの…
みやこ:でも男の子は弱気なんでしょ?勇気を振り絞ったストレートな言葉も良いんじゃない?
紘:…なるほど。とりあえず案に入れておこう。
みやこ:んふふ、やったー!
紘:まぁ、でもあまりにもありきたりだとなぁ…。
みやこ:うーん…こういうのって実体験を混ぜてみたりしたらいいんじゃないかな?
紘:実体験って…俺、そんな人生経験豊富じゃないし…。
みやこ:そうかなぁ?女の子を探して街中の公衆電話を走って周るなんて、普通の人は経験しないと思うけどなぁ…。
紘:う、うるさい!
みやこ:それに、私たちの出会いだって充分ロマンチックでしょ?普通の人じゃ経験しないよ。
紘:ロマンチック?ただの自転車泥棒だったじゃねぇか。
みやこ:ひっどーい。引ったくり犯を追いかけてたんだから仕方ないじゃーん。
紘:しかもその自転車で事故って、ボロボロにしやがるし…。
みやこ:あはは。ごめんねー。追いかけるのに必死だったから。
    でも、ちゃんと「かもしれない運転」はしてたつもりだよ?
紘:かもしれない運転って安全確認の運転だろ?それでなんで事故るんだよ。
みやこ:「角から子供が飛び出してこないかもしれない」ってね。
紘:間違ってるだろ。飛び出してくるかもしれないんだよ。
  それに、お前の事故は壁に激突だっただろ?
みやこ:あの時はねー、「このスピードでも、曲がりきれるかもしれない」って思って。
紘:なんで無駄にチャレンジ心なんか持ってるんだよ。
みやこ:間違ってるかなぁ?
紘:間違ってる。お前のはもはや「だろう運転」だ。
  かもしれない運転ってのはなぁ………あっ。
みやこ:…ん?どうしたの?
紘:お前の事…好きかもしれない…。
みやこ:えぇっ!!ど、どうしたのいきなり…。でも、嬉しいなぁ…。
紘:よっしゃ!告白のセリフ決まったぞ!
みやこ:え?…あぁ、漫画のセリフかぁ…。
    でも、よかったぁ〜。
紘:よし…ご馳走なんだろ?食っちまおうぜ。
みやこ:うん!



みやこ:でも、「好きかもしれない」って、優柔不断っぽくて頼りないかも。
紘:うるせっ!弱気だからいいんだよ!
みやこ:もう、〆切に追われてるからって妥協したらダメだよ。
紘:はいはい、わかったよ。

補足

ネタ中の「シャフト」というのは、アニメーション制作会社でございます。


審査員名 得点 ジャッジペーパー
ざとぺったん 48 efは去年の最高傑作だったと私は思います。
天才的演出センスによって傑作へと昇華した稀に見る作品です。
肝心のネタですが、月並みなエロゲの日常パート止まりでお笑いのネタとしては楽しめませんでした。
本編だと黒くなるみやこ編の日常を描いた所に作者の愛を感じるわけですが、
ボケの絶対数が少ないので加点要素は薄かったです。
空気感を壊さず強力なボケを入れるってのは難しいですが、この点でお願いします。
夏草 15 いくらお祭りだと言っても、笑いの要素がキダタローだけじゃ寂しすぎるでしょう。
後半の事故の下りも、ほぼ元のアニメからの延長だとまるで面白味がありません。
其れでなくても、「角から子供が飛び出してこないかもしれない」ってボケはないかと。
雷電 自分のー。
0点だ
せっかくなので(?)語りましょう。
「ストーリー作成カード」の元ネタは「ひだまりスケッチ」です。シャフトと、あとは“みやこ”繋がりで…。
ラスト4行は、投稿〆切に追われた私の状態を表した楽屋ネタです…すいません。

さて、「ef」なんですけれども…いい作品ですよ。うん。最終回のOPなんか、何度巻き戻して見た事か…。
まぁ、efを知っている方にしてみれば、「蓮治・千尋」の方が良かったかもしれませんが…
あの設定を私が活かせるハズがないです。
紘みやにしても、「あの」シーンじゃないのは…まぁ、1話目だからということで…。
さて、アニメの続編、「ef − a tale of melodies.」も発表されましたので、
もしよろしければご覧になってみては如何でしょうか?放送中の「ひだまりスケッチ×365」も良いですよ。



いや、別にシャフトの関係者とかじゃありませんよ、うん。

ちょいと語り過ぎましたかね。すみません。。。
ギャラえん 58 いいところ
そこはかとなく醸されているギャルゲー特有のけだるい雰囲気がいいですね。

悪いところ
しかし、上記の雰囲気が「ネタ」としての文章の大きな足かせになっているという印象もあります。
また、ギャルゲー原作という「パンピーお断り」的なものを元に持ってくるのは
ストライクの範囲を極端に狭めていると思います
(無論、ストライクに嵌ればコレ以上に協力なものもありません。)
こういうときは原作の雰囲気の再現に終始するだけでなく、
少しばかりの(キャラを壊さない程度の)冒険も必要かと。

個人的なツッコミ
シャフト作品でも特にマイナーな作品を持ってくるのは少し驚きました。
世鋭 50 うーんと・・・。
普通のラブコメっぽいかなーと・・・。
意外な展開とか、はっちゃけた事とかしてみて欲しかったです。
槍沢 雑 61 ボケ・ツッコミの破壊力はあまりないのですが、
むずがゆいやりとりにほのぼのしつつ笑えて、読み心地は良かったです
KKジハード 38 「ef」もこの作品をきちんと審査するためにDVD借りました。
シャフトってすごいんだなぁ・・・。アニメの奥深さを知りました。

ネタなのですが、紘とみやこのキャラがはっきりと浮かぶ、情景をきちんと表したネタではあると思います。
ただ、「お笑いネタ」としてはどうかといわれると・・・。
ボケが希薄でかなり弱く感じるんですよ。なんと言うか「efでありそうなシーン」にとどまってるというか。
もともといいキャラを持った二人ですから、
ここに作者さんの「らしさ」を加えて独自の世界を表して欲しかったです。
ネタとして見なければすごくほんわかしていいお話なんですけどねぇ・・・。
001 12 元ネタ知らないので、僕の頭の中で勝手にキャラを作り上げてるも同然って感じです。
だからこそ、原作でのキャラクター独特の雰囲気ってものは一切感じられませんでした。

えっと、前述してますが元ネタをわからないので、多少拾いきれなかったくだりはありました。
だからといって、調べるほど重要なポイントじゃなかったので調べてません。
作品中のボケの元ネタ調べるってのも、変な話ですけどね。絶対に面白さ薄れるって。

この企画での採点基準を
・アニメのような緩いにこやかな物
・お笑い芸人がやっている心から笑える物
の、どちらにしたらいいかが、どこにも記されてないので、
勝手に心から笑える物の採点基準で審査してますが
この作品はどちらかと言うと前者に近いんですね。だから全く笑えなかったです。
282点  25位




先生


チェーンメール
参考作品・参考人物

○○えもん(ネタに関わるため伏せておきます
くそみそテクニック

宛先:骨川スネ夫

差出人:先生

件名:骨川ー!チェンメだぞー

本文:

初めは仲のいい友達でした。

入学式のときは初めましてなのにお菓子をくれました。

彼とは何回も遊びました。

ちょっと威張ってるのが嫌だったけど、いい奴でした。

僕の人生が狂い始めたのは小学五年生のお正月でした。

今年も彼と毎日遊べたらいいな、と思いながらお餅を食べているとき、悪魔がやってきました。

あいつです。あいつのせいです。全てはあの青狸せいなんです。

あいつは、僕が彼の妹と結婚すると言い出したんです。

彼の妹ですから、その妹ともよく遊んでいました。


あいつがそう言うので、思わず意識してしまいました。

その直後、その妹にからかわれたとき、思わず「うるさい!」と言ってしまい、妹を泣かせてしまいました。

すると彼が直ぐに飛んできて、僕を殴った上、絶交することになってしまいました。



彼によるいじめが始まったのはこの時です。

僕が学校に行くと、上履きに画鋲はもちろん、一番酷いときで上履きが丸ごと濡れていました。

仕方なく濡れた上履きを履くも、気持ち悪かったです。

グッチョグッチョグッチョグッチョグッチョグッチョグッチョグッチョグッチョグッチョグッチョグッチョグッチョグッチョ。

他にも、僕の給食だけ異様に少なく盛り付けたり、

僕が先生に当てられて答える時にわざと咳払いしたり。

嫌な日々が続きました。



あいつなんてあてにできない。

どこにでも通じるドアとか、頭の一点で全体重を支える竹とんぼとか。

確かに便利でしたが、なんにも役には全くたちませんでしたよ。

その前に、あいつは僕が彼に復讐するとでも思ったのかな。

僕はそんなこと微塵も思ってないのに。



中学も三年間彼と同じクラスでした。

その三年間も、いじめは続きました。

これだけいじめが続くと、僕としてもそれが日課になってしまって。

彼が休みの日は寂しかったです。

そこで初めて僕は分かりました。



僕はドMなんだって。

そして、ガチホモなんだって。



彼がやっているいじめを見かねた僕の友達が、彼を懲らしめたのでしょうか。

彼は中学三年の春に学校に来なくなりました。

最後の部活の大会も結局来ませんでした。

ええ、彼はあの体格でフェンシング部でした。強かったんですよ。あの体格で。

部活中はサーベルで僕を何回も突いてきましたし。

あれ、かなり楽しいんですよwチクッとw



結局、集合写真のときにちょっと来るだけで、卒業式も来ませんでした。

僕はあの秀才をも抜き去り、国立の高校へ進学しました。

一転、彼は定時制へ。

泣きましたよ。こんなにも差が出るなんて。

僕は入学しても、ろくに学校へ行きませんでした。

だって、いないんですもん。ガチホモ。

僕は学校をサボって、近くの公園でつなぎを着てよく座ってました。




これが、後の阿部高和さんとなるお話です。



−−−−−−−−−−−−−−−


スネ夫「削除っと」



審査員名 得点 ジャッジペーパー
ざとぺったん 昔流行ってた面白フラッシュ倉庫で寒いドラえもんFLASHを見た時と似たような感覚を覚えました。
青狸やらどこにでも通じるドアっていう言い換えで笑いを取れると思ったら大間違いです。
小中学生相手なら笑いを取れるかもしれませんが、今年の春に僕は高校一年生になりました。
夏草 10 「彼によるいじめが始まったのはこの時です。」
から
「嫌な日々が続きました。」
までの7行。
「彼が学校で受けたこんな嫌がらせ」というお題でボケていけば、
せめてもうちょいマシな出来事が浮かんだんじゃないでしょうか。
チェンメという事でリアリティを出すため、そこら辺もリアルに書いたのだと思いますが、
笑いの要素はもう少し入れてもいいんじゃないかと思います。
雷電 うーむ……どうにも、意図が掴めなかったです。
ギャラえん 45 いいところ
先生が生徒にチェーンメールを送りつけているというのに笑いました。
チェーンメール独特の安っぽい文章も好きです。

悪いところ
オチが惜しいですね。
この文章ではのび太=阿部さんという図式なんでしょうが、
のび太と阿部さんに接点がなさ過ぎていくら伏線を貼ってもオチが唐突に思えてしまうんです。
あと、チェーンメールの悪いところも再現してしまっていて、ボケがとにかく薄いという印象があります。
イジメのくだりなど、大喜利のボケを連呼しているだけに見える部分も見受けられました。

個人的なツッコミ
高校の制服を着る阿部さんを想像してしまいました…ウホッ(ry
世鋭 55 ハッキリした笑いどころが分からなかったです。
ちょっと淡々としてたかな、と思います。
せっかく「阿部さん」が出てきたので、もう少しそれを活かして笑いどころを作れたかな?と思います。
槍沢 雑 37 うーん……。アイディアはいいのにそれが形になりきっていないような。
淡々と進んでいくドラえもんパロディがどうやってくそみそと繋がるのか、
そしてどう笑わせるのかを期待していたのですが、最後の最後で工夫なく繋げられただけで肩透かしでした。
チェーンメールの中身がいまひとつインパクトに欠けていたので最後に取り返してほしかったのですが……。
KKジハード 18 いろんな部分で消化不良を感じます。
まず、○○えもんとしてもくそみそテクニックとしてもかなり浅いんです。
せっかく2つとも広げがいのある作品なんですからもっと徹底的に暴れて欲しかったです。
特に後者なんて反則的な作品なのに、それを生かさないなんてもったいない。
ボケも展開もインパクトに欠けていて、終始空振りで終わってしまったなぁと。
選んだ作品の可能性をもっと突き詰めて書けば、もっと爆発できる作品になったんじゃないかなー。惜しいです。
172点  32位





四次元殺法コンビ


ウォーズマンに勝ちたい
参考作品・参考人物

登場人物=週刊少年ジャンプ・キン肉マン
ネタ元=吉本興業・マヂカルラブリー

●「ど〜も〜!」

●「ブラックホールです!」

☆「僕でーす」

●「四次元殺法コンビです!よろしくおねがいしまーす!
  ねー、ブラックホールとペンタゴンでやらせてもらってるわけなんですけどねー」

☆「超人オリンピックでウォーズマンに、勝ちたいよー!」

●「超人オリンピックでウォーズマンに勝ちたいだってー?」

☆「セイ!」

●「それにはまず予選を勝ち抜かなくちゃならないし、ペンタゴン君の超人パワーはウォーズマンの半分しかないんだよ?」

☆「セイ!」

●「じゃー、やってみよっか!」

☆「セイ!」

●「じゃあ僕はウォーズマンやるからペンタゴン君はそれにうまく勝ってみせて!」

☆「いずれな!」




●「コーホー」

☆「さっきしなかった握手ここでしてもらうぜ!」

ドロップキックを仕掛けるペンタゴン

●「グハッ!」

そのまま観客の女の子に技を浴びせるペンタゴン

●「ペンタゴン君!やーつーあーたーりー!お客さんに手ぇ出しちゃ駄目ー!」

☆「セイ!」

●「勝つ気あるの!?」

☆「セイ!」

●「ちゃんとウォーズマン打ち負かせてよ!」

☆「と、お、とくと見ていな!」




●「コーホー」

☆「心臓病がー!心臓病がー!」

マットに崩れ落ちるペンタゴン

●「手を下すまでも無かったー!ペンタゴン君!よーわーすーぎーるー!君もっと強いんだからちゃんとやって!」

☆「クロノスチェンジだけにな!」




●「コーホー!」

☆「死ねー!」

リングサイドのロープを駆使し縦横無尽に飛び回り、ドロップキックを浴びせ続けるペンタゴン

●「コーホー!」

☆「これで、トドメだ!」

空高く舞い上がるペンタゴン

飛行船に羽が引っかかりそのまま連れて行かれるペンタゴン

☆「ノ、ノッー!助けてくれー!助けてくれー!」

●「もー、何しに来たのー!どーじーすーぎーるー!」

☆「セイ!」

●「あと、死ねって言ってるから!そこ気をつけて!」

☆「セイ!」

●「ウォーズマンをその華麗な空中殺法で空中分解してやるんだよ!次で最後だよ!」

☆「スススス、ストップザタイム!」




●「コーホー!」

☆「死ねー!」

リングサイドのロープを駆使し縦横無尽に飛び回り、ドロップキックを浴びせ続けるペンタゴン

●「コーホー!」

☆「これでトドメだ!」

☆「左手に加えさらに右手で握手で2倍の200万パワー!
  いつもの2倍のジャンプで400万パワー!
  そして顔面の星の回転ををいつもの3倍でウォーズマン!貴様を超える1200万パワーだ!」

おーっとウォーズマン、これを間一髪でよけたー!

●「ペンタゴン君!パクッちゃダメぇー!それウォーズマンの技ー!ちょっとちゃんと聞いてるのー!?」








●「ゲェー!立ったままKOされてる!」






☆「でもチャンピオンベルトはちょーだい!」

●「あーげーない!」



審査員名 得点 ジャッジペーパー
ざとぺったん 74 ブラックホールとペンタゴンの表記が●と☆って時点で爆笑。ここまで的確な表記は見たことねぇよ!
「クロノスチェンジだけにな!」みたいにサラッと流す一言やウォーズマン理論とかで笑ったんですが、
やはりマヂカルラブリーの形式を文章で表現するのには限界があったのではないかと思います!
いや、序盤のやり取りの中でペンタゴンがブラックホールの胸を揉みしだく図を想像したら面白すぎますけども。
夏草 え?え?何何?ごめんなさい、思いっきり分かんないです。
いや、調べられるところまで調べたんですけども、
それを知っていたとして、これは面白いんでしょうか?
動きのボケは非常に理解し辛いです。
雷電 15 ネタ元がわからないわけじゃないんですけれども、
セリフを文字におこすとより一層置いて行かれる感じがしますねぇ…。
ギャラえん 63 いいところ
>「ゲェー!立ったままKOされてる!」
ここで吹いてしまいましたw
原作の勢いがよく再現されていますね。
ペンタゴンがウォーズマンの技をパクったり、
ある意味本編でもありそうな感じがいいです(無論、ペンタゴンはそんなことしないですけども。)

悪いところ
とりあえず全部勢い任せすぎます!w
面白いんですが、多分3人ぐらいには酷評されそうなネタですね。

個人的なツッコミ
これ分身マスターさんでしょ!絶対そうだ!!
世鋭 95 なんといっても、まずペンタゴンとブラックホールが☆と●で表現されてるのが面白かったです。
マヂカルラブリーのネタを一個でも知ってたら、すっごい笑えました。これ、マヂでいいですねー。だいばくしょー!
槍沢 雑 48 ものすごく面白いことが書かれているとは思うんですが、
マヂカルラブリーの芸風もこのネタも文章だといまひとつ伝わりづらく、
イメージするだけでいっぱいになって笑いまで届かなかったです。
KKジハード 58 ここまで点数に迷うネタは久しぶりだよ!!
とりあえず、ブラックホールとペンタゴンのキャラクターをマヂカルラブリーが完全に食っちゃいましたね!
マヂカルラブリーの個性をを上手くキン肉マンの設定と合わせてますね。
ただね・・・うん、まあこれもしかしたら本人が一番分かってるかもしれないけど、
思いっきり勢いで書きましたよねこれw
「やりたい放題やってやる!文句あっか!」感がすごいにじみ出てます。
まあ、そんなネタを僕は待っていたんですけどね!
ただ、まあ、ちょっと動きの描写を文に任せすぎてネタとしてのキレが悪い印象が。
(まあマヂラブもほぼ動きで成り立ってるけど)
もっとスムーズに見られる工夫が欲しかったです。
まあ、暴れてくれてありがとうございます。分身さん!
360点  20位





笑顔に会いたい


初漫才
参考作品・参考人物

作品名:マーマレードボーイ

光希:は、はいどーもー・・・。

銀太:・・・。

光希:ちょ、ちょっと銀太!・・・。

銀太:っく!なんで俺が漫才なんかしなくちゃいけないんだよ!

光希:しょうがないでしょ!くじ引きで決まっちゃったんだから!

銀太:ったくもう・・・お前の引きの悪さったらありゃしないぜっ。

光希:あー!私のせいなの!?もう銀太なんか大嫌い!

銀太:・・・松浦の事は好きなのか?

光希:・・・え?

銀太:本当は松浦と漫才したかったんじゃないのか?

光希:そ、そんなっ!私・・・遊と漫才なんか・・・

銀太:うそつけ!本当はお前がツッコミで松浦がボケの漫才がしたかったんだろ!?
   高校生とは思えない松浦のボケで観客を爆笑の渦にしたかったんだろ!?そうだろ!?

光希:ち、違うっ!遊は確かに良い奴だけど・・・。
   一緒に住んでるってだけで別に好きとかそんなんじゃ・・・。

銀太:じゃぁ・・・俺が爆笑の渦にしてもいいのか?

光希:銀太・・・。

銀太:俺がこの会場を爆笑の渦に巻き込んだら・・・俺と付き合ってくれ!

光希:そ、それは・・・。

銀太:・・・やっぱり松浦の事が・・・。

光希:ち、違う!・・・でも・・・。

銀太:見ていてくれ光希。松浦より俺のほうが絶対お前を幸せに出来る!

光希:・・・。


銀太:マーマレードあるあるー

   OPを歌う濱田理恵の声の強弱は、あまりにも激しすぎるー






銀太:ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!

光希:ぎ、銀太!落ち着いて!

銀太:やっぱり!やっぱり松浦じゃないとダメなのかあああああああ!!
   松浦ならウィットに飛んだジョークが言えるのかあああああああ!!!

光希:銀太元気出して!ほら、漫才の続きしようよ!

銀太:うぐっ・・・ありがとう光希・・・。

光希:ほ、ほら!朝ごはんってパン?それともご飯?

銀太:朝・・・?俺はご飯だなぁ。やっぱり日本人だし!

光希:えー!私パンー!

銀太:なにっ!日本人たるもの!朝はご飯で決まりだろ!

光希:それでも私はパンだもーん。
   あっ、遊もパンなんだよ。遊ってマーマレードが大好きでさー。
   甘くて・・・ちょっぴり苦くて・・・遊とマーマレードって似てるんだよ。
   まさしくマーマレードボーイって感じ!

銀太:・・・お前ら朝ごはんを一緒に食べるなんてそんなに仲良くなってるのか!
   くそーっ!松浦めえええ!・・・お前やっぱり松浦の事が・・・・!?

光希:違うよ!遊はただの同居人!

銀太:うそつけ!それにしては仲良すぎるだろ!
   焦げかけのトーストかじったら何故か不意に胸がときめいたって
   絶対に恋愛感情じゃねえか!はっきりしろ!光希!

光希:そうだけど!・・・だけど・・・銀太と遊のどっちかを選ぶなんて無理だよ!・・・。

銀太:光希・・・。

光希:・・・もうちょっと時間をちょうだい・・・。
   銀太と遊。どっちも好きだから・・・どちらかなんて選べない・・・。

銀太:分かった。待つよ・・・。

光希:・・・。

銀太:・・・。

光希:あ、もうそろそろ終わりだって

銀太:そ、そうか。お前この後何かあるの?
   良かったら・・・テニスのラリー付き合えよ

光希:ううん!私、遊と買出し行かないと行けないから!
   じゃぁね!ルンルルーン♪




銀太:・・・・・。

   もうほとんど答え出てるよな・・・。



審査員名 得点 ジャッジペーパー
ざとぺったん 72 誤字に関しては寛容な僕なので減点にはしませんが、正しくは「ママレードボーイ」です!
「マーマレードあるある」はBブロックで一番笑ったボケなのでそれだけで評価したい所なんですが、
これと同等のボケが存在せず、ボケの数自体もそんなに多いわけじゃないのでこれ以上の評価は難しいです。
とか言いつつ高得点なのは、パンのくだりとやはりマーマレードあるあるが面白すぎるからです(笑)
夏草 「もうほとんど答え出てるよな・・・。」
 ↑このネタの答えもほとんど出てますよね。

そもそもアニメ自体は知らず、キャラ設定を把握しただけなんですけど、
見るからにこれ、普通にアニメ内の会話でもありそうな感じじゃないですか?
結局は「光希を遊と引き離したい、俺を振り向かせたい」と言う感情が先行してるだけで、
笑いの要素が一切見えてこなかったです。
全てが全て、無理にそのアニメに沿った話題にしなくても、
数箇所程度は普通の漫才っぽい展開でもいいと思います。
雷電 14 設定的に「普通の話」という事ではないのですが、「ネタ」と言うにはボケらしいボケもなかったような感じで。
ギャラえん 75 いいところ
これは反則だー!
基本的にやっていることは原作と変わらないのですが、その根源が「漫才」というだけで笑ってしまいます。
>銀太:うそつけ!本当はお前がツッコミで松浦がボケの漫才がしたかったんだろ!?
>  高校生とは思えない松浦のボケで観客を爆笑の渦にしたかったんだろ!?そうだろ!?
ここらへんが特に顕著ですね。
銀太のキャラもよく再現されています。
文章にOPの歌詞をちりばめるのもうまいと思いました。

悪いところ
でも逆に光希のキャラがちょっと気にかかります…。
初見の人からしたら光希が性悪キャラだと思われかねない…。
文章の中にOPの歌詞を入れるのはいい案なのですが、それに固執しすぎているというのも事実です。

個人的なツッコミ
まさかここで濱田理恵の名前を見るとは思いませんでしたw
世鋭 70 テンポは良いと思います。
ただ、ずっと恋愛系より、最後だけでもネタ系で締めて欲しかったなと思います。
せ・・・せっかく漫才なんだし!
槍沢 雑 43 銀太のテンションと壊れ方に笑いましたが、後半が痴話げんかになっていてパワーダウンしていました。
せっかくだから最後まで漫才で通して、合間合間で銀太が問い詰めるという形にした方が良かったと思います。
KKジハード 54 ママレードボーイ懐かしいなぁ・・・。昔ちょっと読んだ事があります。
まさかこの企画に現れるとは思わなかったですけどね!
チクショウ!僕も少女漫画で出せばよかった!・・・あ、ネタのJPですね、はい。

まず、キャラクターの再現は抜群。銀太のかわいそうっぷりもいい味を出していますね。
ただ、もっとあるでしょう。ママレードの雰囲気を壊さずにアホなことをやる手段は。
どうにもボケらしいボケが少なく、ママレードの雰囲気のみが強く残る感じです。
まだまだ暴れられるネタだと思いますよ。

とりあえず銀太くんはフリーザと一緒に酒でも飲み交わしてればいいと思います!
337点  21位





大矢若松ゼミナール


バトル漫才:捕手VS外野手
参考作品・参考人物

若松:若松勉。
   元ヤクルトスワローズ外野手
   2000本安打という記録を作った。
   そして、ヤクルトの監督も経験した。

大矢:大矢明彦。
   ヤクルトスワローズの捕手。
   1978年、ヤクルトの日本一を導いた。
   現在、横浜ベイスターズの監督

若松:大矢若松ゼミナールです!よろしくお願いします。
大矢:おまたせ!

若松:いきなりなんですが、外野手はいいもんですよ。
   フライを取れて試合を盛り上げるのが上手ですしね。
   何と言っても、外野は人気選手も生み出すので、素晴らしい守備位置です。
大矢:いや、断然捕手は進塁した選手をアウトに出来るから、
   捕手でしょう。
   捕手経験者は監督にもなれますし。
若松:いいや、外野だ!
大矢:捕手!
若松:外野!!
大矢:捕手!!

大矢:捕手VS外野手 バトルファイト!

若松:外野の特徴は、何と言ってもこの塀際までに走る速さのフットワーク!
大矢:まさに、自由自在の守備位置・・・!
   だが、捕手には最大のポイントがある!!
若松:な、何!?
大矢:投手との駆け引き!!
若松:親睦をも深めるキャッチボール・・・・!
   しかし、外野にはまだまだいい所がある!
大矢:ま、まさか・・・・・。
若松:打線の源!!
大矢:北海道が産んだ安打製造機・・・・!
   捕手の力はそんな物じゃない!!
若松:な、なんだと・・・・。
大矢:肩力で盗塁を防ぐ!
若松:これぞ、捕手の動力源・・・・・!
   ふふふ、外野にはさらに秘密があるんだ。
大矢:ば、バカな。
若松:ヒットを簡単にフライに変えるプレイ!
   そして、前進守備で敵チームを一網打尽!!
大矢:まさしく、外野の秘められた力・・・・・!
   捕手にはまだまだそんなものじゃないさ!!
若松:何!?
大矢:捕手には秘められし力がある!
若松:そ、それは!!
大矢:投手の変化球を自由自在に操る事も出来て、
   尚且つ、速い球も受け止める・・・・・・。
   まさに捕手はパワーを必要とさせる。
   これが、捕手としての力だ!!
若松:投手を自由自在に操る事がこの力か・・・・!
   外野もまだまだ能力がある!!
大矢:そ、それは・・・・。
若松:あわや、ホームランという球を取る。
   そして、ファーストに送る・・・・。
   そう、これが理想的な外野の守備!!
大矢:まさしく、これが理想論・・・・!
   しかし、まだまだ捕手の力を甘く見ているようだな!
若松:まさか・・・・・。
   あの力が残っていたなんて。
大矢:そうだ!
   3塁にいる選手をタッチさせる。
   これこそ、野球の醍醐味。
   得点阻止!!
若松:やはり、捕手はすごい・・・・・!
大矢:そして!野球のもう1つの醍醐味。
   捕手こそが、第二の司令塔!!
若松:監督、そして、捕手の力がチームを支える・・・・!
   まさしく、投手の女房役。
大矢:さあ、立とうじゃないか。
若松:え!?
大矢:野球は理論でもなく、監督の自己満足でもない。
若松:あ、ああ。
   そうだな、野球は紳士的でもあり。
大矢:そして!
大矢・若松:選手とファンでチームを盛り上げて優勝させる!!

大矢・若松:ありがとうございました。



審査員名 得点 ジャッジペーパー
ざとぺったん 78 アホやー!いい年こいたオッサンがこんな事やってるって設定で負けました!
「大矢:捕手VS外野手 バトルファイト!」とかアホ以外の言葉で形容出来ませんって(笑)
二人の顔を想像しながら読むと台詞回しが絶妙で、テンションが笑いを誘う。
80点中盤くらいあげたい所ですけども、短すぎる!もっと読みたかったです!
夏草 それぞれのポジションの徹底解説お疲れ様です。
雷電 10 ネタ元は「大脇里村ゼミナール」なんですかね。このタイプのネタを見たことがないのですみません…。
こちらもボケに見えず、雰囲気でニヤニヤする、という事でもなく…スーッと読めてしまいました。
ギャラえん 60 いいところ
野球に対しての愛が感じられるネタですね。
こういうネタの場合「ほめているフリしてけなす」というのが定石なのですが、それが一切無いネタは初めてです。

悪いところ
ですが、このネタの最大の弱点は読者の想像力が無いと楽しめないことですね。
一見しただけではただ野球の素晴らしさを延々語っているようにしかみえないということです。
きっとこのネタの様式には元ネタがあるのでしょうが、
こういうネタの場合は舞台で実際に演じているのを見ればとても面白いと思うのです。
お互いに畳み掛けたり、口調を使い分けたり、
表情やアクションとコンボで演じることで初めて開花するネタだと感じました。

個人的なツッコミ
うーんと、個人的には大矢は…げふんげふん(←ハマファン
八重樫とかじゃダメですか?w
世鋭 75 野球をやっている、もしくは好きな人には面白い作品だと思います。
ルールしか知らない私でも、「なるほどなぁー」と思って読ませてもらいました。
あと、「間」というか、テンポがすごく良いと思います。
槍沢 雑 52 四次元殺法コンビ同様、こちらも文章だと伝わりづらい芸風をしたのが裏目に出たような……。
実際に演じているところを(それも、大矢若松で)見たら死ぬほど大爆笑できたと思うのですが、
読み手の想像力に任せるところが多すぎるのは難点かと。
KKジハード 40 このネタは、大脇里村ゼミナールのスタイルを参考にした作品ですかね?
このネタ見る前に大脇里村ゼミナールのネタを見たことがなかったので見ようかなと思ったんですが、
どこを探してもないので見てない状態で審査します。ごめんなさい(汗

まず、ネタのスタイルとしては非常に好感が持てます。今までにないアピール合戦がどこか心地よかったです。
ただ、一つ一つの掛け合いが単発なのがもったいなかったなと。今のままでは物足りなさを感じます。
もっとひとつのアピールに力を入れて、掛け合いに深みを持たせればさらによくなるのではないかと思います。
もっと激しいアピール合戦を見たかったなぁ、というのが本音です。
いい設定ですから、暴れたりずで終わっちゃもったいない。
320点  22位





カーテン開けたら撃沈


コント:不満(家を建てた場所について)
参考作品・参考人物

言わずと知れたトトロです

トトロが住む森の中に引っ越してきたある一家。
初めのころお母さんは体調が悪く入院していた。
そのためお父さんが土地から家まで全て契約してしまった。
これはお母さんが退院して新しい家に初めてやってきた時のこと・・・



お母さん:どんな家なのかしら?楽しみだわ。

お父さん:ふふふ、きっとおどろくさ!なんせ森の中の家だもんね。

お母さん:まあ素敵。ところでさつきとメイは?

お父さん:カンタ君と一緒にモンスターハンターをやっているよ。
     だから迎えには来ないよ。

お母さん:ずいぶんとさびしいわね。こんな田舎にもゲームが侵攻してきたのね。

お父さん:ぼくだってDSで頭を鍛えているんだ!インターネットオークションで半額で購入しちゃった!

お母さん:自慢げに語らないでくれる?もっと田舎の良さを堪能しなさいよ!
     都会でできることばかりじゃないの!

お父さん:だって不便だし。

お母さん:それ一番言ってはいけないことよ!
     ほかの村人に聞かれたらアナタ消されるわよ!

お父さん:うーん、気をつけるよ。
     さあ、家が見えてきたよ。どうだい?いい場所だろう?

お母さん:・・・・・・ああやっぱりあなたのセンスは理解できない。
     あなたに一任したのが間違いだったわ。

お父さん:なんだ、不満か。どこが気に入らないんだい?

お母さん:わざわざ山の中腹に家を建てる奴がいるかボケェ!!

お父さん:見晴らしがいいんだ。遠くを見てごらんよ。
     ビルが見える。

お母さん:せめていい景色を紹介しなさいよ!何かこう、自然の滝のようなものはないの?

お父さん:それなら右手のほうを見てごらん。ダムだ。

お母さん:だから人工物はしらけるのよ!
     そんな景色見たさに山の中腹に家なんか建てちゃったの!?

お父さん:いや、不動産業者が「ここは穴場だよ」って進めてきたんだ。

お母さん:きれいにだまされたのよ!買い取り手のいない土地なのは一目瞭然よ!

お父さん:いや、でも冬とかは玄関出てすぐにスキーとかできるじゃん。

お母さん:ずいぶんとプラス思考なのね。整備されていない雪山を滑るのは難しいのよ。

お父さん:まあ立地条件が少し悪いくらい別にいいじゃないか。自然とふれあえるし。

お母さん:まあ自然とふれあえるのはいいことよね。
     あらっ、ここにロープが張ってあるけど何かあるの?

お父さん:あっ!そこは危険だから近づかないで!毒ガスが出ているんだ。

お母さん:もう自然要らない。なんでこんな危険な土地を買ったのよ!?

お父さん:いやこれは仕方なかったんだ。業者さんの説明にはなかったんだよ。

お母さん:完全にだまされたのね。業者は大喜びよ。

お父さん:まあまあ。文句はここまでにして家の中を見てみろよ。

お母さん:その家までたどり着くのが一苦労なんじゃないのよ。

お父さん:ならこの双眼鏡を使って家の中を覗いてみるかい?

お母さん:何よそれ。どこのバードウォッチングよ。

お父さん:違うぞ。これはX線機能が付いているから服が透けて・・・

お母さん:盗撮用じゃないの!あなたって人はここまで落ちこぼれだったとは・・・

お父さん:この双眼鏡でずっとキミを見ていたんだよ。

お母さん:ポッ

お父さん:さあ、これで気が済んだかい?

お母さん:その余計なひとことがっ!憎たらしい口め!

お父さん:さー家に着いたぞー。開けてごらん。

お母さん:ふんっだっ・・・あらこのドア開かないわよ。

お父さん:横に引くんじゃないよ。下から持ち上げるんだ。

お母さん:まさかのシャッター!!そういうのはガレージにしてよね!

お父さん:それよりも中はどうだい?すごく広いだろう?

お母さん:確かにそうだけど・・・なんか床が傾いていない?

お父さん:窓の外が斜面だからそう感じるんだよ。

お母さん:確かに!クソ、こんなところに家建てやがって!
     あら?でもやっぱり傾いているわよ。こっち側に砂埃が溜まっているわ。

お父さん:だから気のせいだってば!
     そこまで言うならよーし、床にサイコロを置いてみよう。

お母さん:そこはビー玉を置きなさいよ。サイコロじゃ転がらないわ。

お父さん:あっ、サイコロがひとりでにすべりだした!

お母さん:どんだけ傾いてんのよこの家は。

お父さん:しょうがないよ、斜面に無理やり建てたんだ。
     清水寺みたいな足場なんだから少しの傾きはあるさ。

お母さん:清水寺と比較しないでくれる?向こうに迷惑だわ。
     ちゃんとした業者に頼んだの?

お父さん:ああ、少なくとも姉歯ではない。

お母さん:おおざっぱな安全基準ね。不動産屋に騙されたあなただわ、きっと建築業者にも騙されたのよ。

お父さん:うーん、困ったなあ。
     そうだ!こんなときはトトロに相談しよう。

お母さん:トトロ?一体なんなのそれ?

お父さん:この森に住んでいる精霊さ。困ったことを何でも解決してくれる便利屋なんだ。

お母さん:生霊に対して便利屋はないでしょうよ。まあ今はその助けを借りる時かもね。

お父さん:それでは、トトロ!カモーン!!

トトロ :がおー。

お母さん:わっ!本当に現れたわ!トトロって鳴き声に迫力がないのね。

お父さん:トトローこの家をなんとかしてくれよー。

トトロ :腹が減っては戦は出来ぬ!腹が減っては戦は出来ぬっ!

お母さん:トトロって随分と主張がハッキリしているのね。

お父さん:すまないがそこらへんの木でも食っていてくれ。

お母さん:森の精霊に対して失礼よ!

トトロ :バキバキ ムシャムシャ ゲーーーェ!

お母さん:トトロも食ってるし、食べ方が汚いし!

お父さん:さあ家を直しておくれ。

トトロ :この家はおいしそうなんだな。いただきまーす。バクバク。ゲーーーェ!

お父さん:ああっ!マイホームが!ローン36年のマイホームがぁぁぁ!

お母さん:いやあああああ!せっかく退院できたのに!
     あなたのせいよ!あなたがこんなへんぴなところに家を建てるから!

お父さん:なんだとう!こういうのは、なんつーか、その、男のロマンなんだぞ!

お母さん:随分とつまづいたロマンね!ああもう、これからどうしろっていうのよ!

お父さん:そうだ!こんな時は・・・
     トトロ助けてー。

トトロ :腹が減っては・・・

お母さん:てめえさっき人の家喰ったばかりだろうがあボケェ!

トトロ :うーん、それじゃーこの紙に名前とか書いてほしいんだな。

お父さん:この紙は一体なんだい?

トトロ :離婚手続きなんだな。

お母さん:そういう解決を求めているんじゃないわよ!!



審査員名 得点 ジャッジペーパー
ざとぺったん 67 前半はコントとして普通に好きです。
トトロ登場以降雰囲気が多少変わりましたけども、それでもコントとしては好きです。
ただキャラツカとしてのネタと考えたら、この題材だともう少し現実感が欲しいですし、
思いっきり崩すパートにしてもトトロ登場以降のやり取りをもう少し見たかったです。
夏草 77 ジブリネタでサブキャラを中心にするとは…。でも面白かったです。
「ダムだ。」「下から持ち上げるんだ。」「サイコロがひとりでにすべりだした!」
これらはフレーズだけで加点の対象になる程の爆発力があったと思います。
不自然な点が一つ、序盤「山の中腹に建てた」と言われた時点で、
読み手の印象は“急な斜面に無理やり家を建てた様な図”が浮かび上がるわけです。
このイメージを保ったまま、「床が傾いてるような気がする」ってのは不自然かと。
サイコロの下りには必要不可欠な展開ではありますが、
家に入るなり早速急斜面で、
「地面に板引いただけか!」「間違える度に急斜面になっていくゲームか!」
みたいな展開も悪くないと思います。
雷電 62 ぶっ飛びっぷりが良いです。「随分とつまづいたロマンね!」ってフレーズ、好きです。
お母さんの口調なんですけれども、汚い言葉になるのは有りだとは思うのですが、
汚い言葉のあとに普通の口調に戻ったりして、感情が掴みにくかったように感じます。
序盤はイライラを隠しつつ落ち着いた口調で、終盤で一気にブチまける、という構成にしたら効果的かもしれません。
まぁ、ありきたりな構成かもしれませんが。
ギャラえん 57 いいところ
トトロネタで初めて見るボケがまさかモンハンとは…w
普通のネタとしては完成度は高いと思います…「トニーたけざきのガンダム漫画」みたいで。

悪いところ
ただ、ジブリ作品って世界観が非常にしっかりしているので
こういうネタを作るための基盤とするには逆に向いていないんですよね。
「ナウシカ」「ラピュタ」も一部のキャラや展開をパロディ「されている」という印象があるんです。
特にこのネタの場合は「トトロ」という作品の中でもスポットの当たりにくいキャラを使っているのが逆に仇となって、
強い違和感を持ってしまうのです。

個人的なツッコミ
「誰かが演じている」普通のネタとしてならば、満点レベルです。
世鋭 85 誰でも知っているトトロの話を、うまくまとめたなーと思います。
お父さんとお母さんのキャラが何気に変わっているのが良いですね。
確かにイナカは不便ですよ〜。
自然=なんか知らない虫、とか居ますから。
そういう、はっちゃけた発想、大好きです!
槍沢 雑 54 世界観ぶち壊しのモンスターハンターに爆笑しましたし、その後のボケも一つ一つは面白いのですが、
トトロの世界観の壊し方が、大きく分けて、現代的なアイテムと人工的な外観による「自然っぽくなさ」と
悪徳業者に騙された「土地・家のひどさ」という
二種類が混ざっていて(他にもお母さんの口が悪かったり色々ありますが)、まとまりに欠けたていたので、
片方に絞って話を進めた方が良かったと思います。
精霊が「生霊」と誤変換されていたのも痛かった。
KKジハード 60 トトロはトトロでもこの視点とは・・・。
えーと、ネタとしては非常に安定していて掛け合いも綺麗ですが、なんと言うか冒険の足りない感じがします。
トトロが出てきたり、設定のツボをきちんと押さえてるところには作品らしさはあるんですが、
もっと取り入れて欲しかったです。
猫バスとかまっくろくろすけとかもいるし、設定にもまだまだトトロらしい部分はありますし。
いや、必ずしも設定にこだわれって訳でもないですけど、
このネタには少々そういった部分での中途半端さが鼻についたので。
上手なコントがかけていますから、ここからもっと極めることが出来るはずです。はい。
462点  10位





鳴門海峡夏景色


かじりのちゅうがっこう
参考作品・参考人物

NHKみんなのうた「おしりかじり虫」
絵本「かじりのがっこう」

『絵本/かじりのちゅうがっこう』

(表紙には、
 ヘルメットをカゴに入れ、糖分ゼロの缶コーヒーをくわえながら自転車をこぐおじりかじり虫18世、の絵)



著:でるまうるび



おしりかじり虫18世は マジでつらいことが だいきらいなようせい。

いちばんきらいなことは かしたCDに はくりきこが ついていること。

じぶんのCDで うどんをこね CDのあなを りようして ふとめのめんを つくっていた と

かんがえると いてもたってもいられなくなり まどをあけ 「カラスよ、めざめよ」といいたくなります。

(暗い部屋で
 パソコンのテキストドキュメントに、『払え払え払え...』と打ち続けるおじりかじり虫18世、の絵)


これは

じぶんは じゅじゅつのつかいて と おもいこみながら

あくるひも あくるひも かみに 『みつめ あおうぜ』と かきつづける

おしりかじり虫18世が 14さいのころの おはなしです。

(『みつめ あおうぜ』と筆ペンで、紙オムツの一番フィットする部分に書いているおしりかじり虫18世、の絵)


ここは おおさか。

いつも げんきいっぱい

オチのあるはなしで あふれている げいにんかおまけの まちです。

(知らない男が、顔をしま模様に色の三原色で塗り、吹出しで『どや、おもしろいやろ』と言っている、絵)


あさ。

おしりかじり虫18世は いつものように テントを でました。

(ヘルメットをカゴに入れ、自分の触角をいじりながら自転車をこぐおしりかじり虫18世、の絵)


まちのはずれに おしりかじり虫の ちゅうがくせいだけが いく がっこうがあります。

(学校自体に垂れ幕が掛かってあり、
 『かじり部インターハイ出場せず(高度なスカシボケやねん)』と書かれてある、絵)


おしりかじり虫18世は がっこうへ いくと まず ともだちと カードゲームをします。

すきなげいのうじんのなまえを かいたカードをA

りそうのスリーサイズを かいたカードをBとして

AはA BはBでまぜ ランダムにA・B 1つずつとり

もしAがBだったらと そうぞうして はなしあうゲームをします。

「うわっ もうこれは はんざいだよ 6さいでこのスリーサイズは」

「おしりかじってあげたいなぁ」

「いや むしろ かただよ かた むねがおおきくて かたがこっているだろうから」

そんなこんなで せんせいが きょうしつに やってきました。

そしてこう いいました。

「きょうの じゅぎょうは パンくいきょうそうだ」

おしりかじり虫18世と そのともだちは カッタルそうに むごんで そとへ でていこうとすると

せんせいは あせりながら

「いっ、いや! まちへ かじりに いこう!」といい

おしりかじり虫18世と そのともだちは ニヤつきました。

でもほかの クラスメイトは ドンびきです。

(絵無し)


さて こうがいへ でた おしりかじり虫たち。

(全員もれなくホッペにブラジル国旗と『FLY Hi』と書いている、絵)


おしりかじり虫18世は さっそくターゲットを きめました。

(よく見ると、おしりかじり虫18世だけアメリカ国旗と『HY ヤベェ』と書いている、絵)


それは とてもとても びなんしの しょうがくせいで

だんじょとわず めをうばわれるほどの びなんしで

いや むしろ おとこだからこそ めをうばわれるような おとこのこで

そういうしゅみがなくても いや むしろ ないほうが ひかれるような おとこのこだ。

(気合いを入れ、青色のカラーコンタクトを入れるおしりかじり虫18世、の絵)


「おっ おしゅっ おすぃりゅおぉっおっ!! かずぃりむしぃっ!!」

(絵無し)


おしりかじり虫18世が じょうずに おしりを かじれるようになって

にほんじゅう たびするのは もうすこし さきのおはなしです。

(太陽の下、ニコニコしたおしりかじり虫18世がスキップしている、絵)


おしまい

(猫が写っている大量の写真がキャンプファイヤーのように燃え、
 その周りに立っているこけし達はおすまし顔、の実写)




でるまうるび

経済産業省が「スーパーブルーサンダーポイズンクリエータ」の称号を与えた、

でるまうるびの2人組おしゃべりくっちゃくちゃユニット。

沢尻デザイン研究所中退後、1993年にウゴメクガールに参加。

アニメーションシリーズ「みかど」で脚光と写真週刊誌からのフラッシュを浴び、その翌年、謝罪した。

その後、アニメーション・ソフトウェア・ソフトクリーム・ソフトSMなど、

ジャンルにこだわらず、あらゆるコンテンツを企画制作謝罪している。

2007年NHKみんながこわいの「おしりかじり虫」が大ヒット。

同作品では作詞作画アニメーションなどすべてを製作していると思いきや、謝罪だけは委託業者に任せている。



審査員名 得点 ジャッジペーパー
ざとぺったん 85 スイカさん、それはずるいよ!
言葉選びのセンスや「絵無し」のタイミングなど、もはや職人技なので自分が口出しする隙がありません!
このネタにだけは優勝してほしくないです!(ええーっ)
夏草 79 かじり虫だけで此処まで拡げられるのはこの方だけなんじゃないでしょうか。
なんかどう評価すればいいんか分からんかったですけども、外れが無かったと思います。
因みに芸能人のスリーサイズ予想は僕もやったことがあります。
全然楽しくありませんでした。
雷電 85 じわじわじわじわとボディーブローが利いてきた頃に、

「おっ おしゅっ おすぃりゅおぉっおっ!! かずぃりむしぃっ!!」
(絵無し)

でやられました。
うーん…なんか、私なんかが口出しできるようなネタじゃないですね。
ギャラえん 76 いいところ
()のイラスト説明がいちいち面白すぎるw
「おしりかじり虫」というシンプルかつ有名なキャラをネタに使っているおかげで
状況の想像がしやすいのも勝因ですね。

悪いところ
「でるまうるび」の説明だけはちょっとばかり蛇足だった印象。
こども向け絵本なんだから「謝罪」とか書いちゃあだめでしょう。

個人的なツッコミ
カードゲームの内容が気になりますw
世鋭 85 すっごいなぁ、これwww
ひらがなで空恐ろしい事を淡々と書いているのが、逆に好きです。
一番最後の一行も、絶妙ですねww
こういうすっ飛び方も好きです。
槍沢 雑 96 文句なく面白かったのですが、
作者の世界観が出すぎていてパロディ元があまり関係なくなっているのはいかがなものか(笑)。
「オチのあるはなしで あふれている」、「こけし達はおすまし顔、の実写」、
最後の説明っぽい所の作りこみようなどひたすら笑わせてもらいました。
KKジハード 84 もうあれだ、あらゆる点でツッコミどころありまくりですよね(いい意味で)。
もうはくりきこのところで心掴まれましたし、(絵無し)の使いどころや
「おっ おしゅっ おすぃりゅおぉっおっ!! かずぃりむしぃっ!!」など、ドカンと来るところだらけで。
それだけに、でるまうるびの部分の破壊力が弱いせいか、少々蛇足に感じてしまったのが惜しい。
ここは丸々カットするか、絵本の内容に負けない馬鹿馬鹿しさがもっと欲しかったところです。
2000円出してでも買いたいな、この絵本。
590点  2位



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