即興ネタ15〜21



NO15

前回即興のすべての作業を一人でこなしたなつくさんは神

バーソロミュー教団

梅雨前線:やあ

 水無月:「やあ」じゃねぇよ!何用だよ!

梅雨前線:何用ってアンタそりゃ、6月のこの時期になったら梅雨前線さんいらっしゃいでしょうよ。

 水無月:別にお招きしてるわけじゃないよ!

梅雨前線:いいかい少年?梅雨ってのはね、春から夏にかけての季節の移り時、
     揚子江気団、オホーツク海気団、小笠原気団、モンスーン気団の4つが衝突して発生するんだ。
     Wikipedia参照だよ?

 水無月:何でアンタ自身調べなきゃ分からない気団が混ざってんだよ!そんくらい理解してろよ!

梅雨前線:んで、中国大陸で発生した揚子江気団が移動性高気圧を発射(性的な意味じゃないよ)し、
     偏西風に騎乗(性的な意味じゃないよ)して日本にやって来て、それと低気圧が心地よい気候を生み出し、
     夏に北上したモンスーン気団と合体(性的な意味じゃないよ)して、僕が出来るわけだ。
     あ、モンスーンのことをモンスターとかいう中学生っているよね。いるいるー!

 水無月:アンタ何しに来たんだよ此処に!Wikipediaの優秀性でも伝えに来たのかよ!
     日本人のほとんどはジメジメした梅雨の時期が大嫌いなの!帰ってよ!

梅雨前線:はい出たー、そういう偏見俺らにとっての困り者ー!

 水無月:何だよその微妙にムカツく言い方は!

梅雨前線:いいか少年?この梅雨が、梅雨前線が、日本にどれだけ良い影響を及ぼしているかを知ってるのか?
     まずだな………えっと……………その………あっちゃー……

 水無月:水害しか及ぼしてない事に気付いてヘコんでんじゃねぇよ!!

梅雨前線:とにかくだ!梅雨はそうめん・風鈴と並んで日本の夏の風物詩なわけだ!

 水無月:勝手に決めてんじゃねぇよ!!

梅雨前線:少年よ!勝手に決めるなとお前はそう言うが、その3つが重なってるところを見ると、いかにも夏っぽいだろう?

 水無月:風鈴の音を聞きつつそうめん食べながら梅雨を浴びてる奴なんかいねぇって!!

梅雨前線:そもそも、梅雨といえば鬱陶しいし、気だるいし、気分が悪くなったりする。
     でもな?その対処法として、梅酒を飲めば気分もすっきりするぜ?

 水無月:お前が来なけりゃ万事解決だよ!!

梅雨前線:時に少年、お前の好きな季節はいつだね?

 水無月:俺?好きな季節は冬だけど…

梅雨前線:俺がやって来る→梅雨だよ→夏が来る→秋が来る→冬が来る!

 水無月:何を冬が到来するのが自分のお陰みたいな構成してんだよ!!
     お前が来なくとも春夏秋冬はやって来るわ!!

梅雨前線:少年よ、逆転の発想だ。梅雨が来て、喜ぶ人間がいる可能性を忘れてるのではないか?

 水無月:梅雨で喜ぶ人間?誰だよ?

梅雨前線:例えばそうだなぁ、濡れたい女性とかだよ(性的な意味じゃないよ)

 水無月:絶対性的な意味だろ!!
     大雨の中で「私、濡れたいの!」とか言ってる人見て「あの人めっちゃ正常やん、常識人やん」思う人がいるか!

梅雨前線:他にはそうだなぁ……あ、そうだ、傘の販売サービス店!
     この時期になると、傘を格安で販売してる店があるんだよ!
     これだと販売してる側も設けるし、買う方も安くてお得でしょ!?

 水無月:んー……まぁそれは便利かもしれないけどさぁ…。

梅雨前線:ただ梅雨が明けたら町中の到る所に不要になった傘が落ちて困ってるらしいんだけどね。

 水無月:やっぱりお前が来なけりゃ万事解決じゃねぇか!!

梅雨前線:他はほら!除湿機!除湿機の売れだよ!
     部屋がじめーっとするから、除湿機がバカ売れして電気屋さんも儲かってるんだよ!

 水無月:あぁ、それはあるかも……

梅雨前線:ただ梅雨が明けたら町中の到る所に不要になった除湿機が落ちて困ってるらしいんだけどね。

 水無月:それは捨てる側が悪いだろ!!除湿機が転がってる町なんか歩きたくないわ!!
     そしてやっぱりお前が来なけりゃ万事大解決じゃねぇか!!

梅雨前線:あーもう、いちいちうるさい少年だなぁ。仕方無いだろ?
     中国大陸で発生した揚子江気団が移動性高気圧を発射(ピュッ)し、
     偏西風に騎乗(女が上)して日本にやって来て、それと低気圧が心地よい気候を生み出し、
     夏に北上したモンスーン気団と合体(あぁん)して、僕が出来るわけだ。
     

 水無月:何を再びWikipediaの解説に加えてちゃっかり下ネタ要素を巧みに取り入れてんだよ!!

梅雨前線:何てったって、僕は大雨学校の進路相談でこの県に来るのが決まったからね。
     今更志願変更なんて出来ないよ。

 水無月:進路相談って何だよ!!

梅雨前線:5月のうちに梅雨前線による全国進路相談が行われるんだよ!
     まぁ、僕の場合は家から近かったし、偏差値低かったから選ぶ余地なくこの県に来たんだけどね!

 水無月:失礼だな!!

梅雨前線:だって、比例してるじゃん。夏の風物詩然り、サービス店然り、実におかしな人間が揃ってるしさ。

 水無月:うちの県民は風鈴の音を聞きつつそうめん食べながら梅雨を浴びたりしないし、
     町中に除湿機を転がしたりもしないよ!!勝手な偏見だろ!
     お前自分が偏見持たれるの嫌がっておきながら、他人の偏見は持ち放題だな!

梅雨前線:…………あーめあーめふーれふーれかーさんがぁー♪

 水無月:ごまかすな!!

梅雨前線:蛇の目でなんたーらふんふふんふふーん♪

 水無月:雨の癖に雨の歌知らねぇのかよ!!

梅雨前線:というわけだ少年!!今から梅雨部の活動をこの県で行うが、決して怒らないでくれたまえ!はははは!!

 水無月:どういうわけだよ!!梅雨部って何だよ!!怒るよこのクソがァァ!!!!!





梅雨前線はこの県に大雨を降らせ続けたが、
雨に打たれながら濡れる人間も、雨の中でそうめん食べる人間も、除湿機を転がす人間も居らず、
現実の厳しさを知った梅雨前線は志願変更を余儀なくされた。





梅雨前線:「家から近いから」って理由で行くとこ選ぶもんじゃねぇなぁ…(性的な意味じゃないよ)

ひろちょび > 構成がうますぎる。エロその他要素も随所にちりばめられていて面白い。 (06/14 02:08)
torota > なんか前半はちゃんと丸く削っていこうっていう思いが見えるんだけど、後半から頭のネジ外れていってる (06/14 02:08)
ホームライナーアツキー > あの連続の後だと「性的な意味じゃないよ」が正統派ボケに見えてくるから不思議。それに面白い。 (06/14 02:09)

BOMB > 移動性高気圧を発射、ここに深く感動いたしました。 (06/14 02:09)
U > 正統派コントですねって書こうと思ったけどそうでもないかもしれません。面白かったです。 (06/14 02:09)


テライキアツ > あぁ…メリースリー正統派だったなぁ……… (06/14 02:09)
音黒 > あー・・・チキンハートさんたちが懐かしく感じる・・・ (06/14 02:10)




NO16

今日もどこかでナイトパレード


百鬼夜行

利根川 :ここが噂に聞いた新しいテーマパークかー。彼女もいないし、仕事もしてないから平日に1人で来たよ!うふふ。
     なになに、「湿気の国 ジメリーランド」かぁ。うっひゃあ!楽しくなさそう!
     まあいいか、とりあえず不平不満は後々吐くぜ!!とりあえず入るぞ!



??? :ようこそ!ジメリーランドへ!

利根川 :およよ!?君は誰だい?

ウッキー:僕はここ、ジメリーランドのマスコットキャラクター、ウッキーマウスだよーん!

利根川 :へぇ。本家にシャレにならない賠償金請求されろ。

ウッキー:いやいや、正式な表記は「雨っ期ーマウス」だからセーフだよ。むしろ向こうがパクったっていう説も囁かれてるよ。

利根川 :弁明に必死なのはわかったけどさ、そんなことよりウッキーマウスさん、どうかこの僕にジメリーランドを案内してくれよ!

ウッキー:オッケー!任しといてくれよ!僕に任せれば満喫うけあいだよ!

利根川 :やったぜ!よーし、満喫汁を垂れ流すぞー!!

ウッキー:じゃあ早速、面白くないアトラクションから順に紹介していくよ!

利根川 :うほっ!終盤に向けてのハードルがいやでも高まるね!

ウッキー:まず最初のアトラクションは「カリ雨の海賊」だよ!

利根川 :うわぁ、読み方は「かりうのかいぞく」でいいんだね!?「カリブの海賊」みたいだね!

ウッキー:君はフリーパスを持ってるから乗り物乗り放題だよ!じゃあ早速乗ってくれよー!

利根川 :ぎょへー!乗りほうだいなんて信じられなーい!8万円払ったかいがあったよ!よーし、おもくそ楽しむぞー!!!





ウッキー:・・・はい、おつかれさまでしたー。

利根川 :・・・・何これ?

ウッキー:あっ、服濡れて気持ち悪いでしょ?あそこの売店でTシャツとかパンツとか売ってるんでよろしかったらお求めくださいねー。

利根川 :・・・えっと、今のはアトラクションだよね?

ウッキー:そうだよ!「カリ雨の海賊」だよー!

利根川 :いやぁ、最初はなんか船型のコースターに乗せられてすっごい楽しかったよ?

ウッキー:なんだよー!不満があったらいってくれよー!

利根川 :・・・それでさ、ちょっと進んで行ったらさ、海賊の格好したおっさんにバケツに入った水ぶっかけられてさ。
     僕びっくりしちゃったよ。あまりの事態に。

ウッキー:おぅ!サプライズだよね!

利根川 :いや、サプライズっていうか、ただただ理不尽だけどさ・・・。
     んでそのあとなんかあんのかなー、って思ってたけど、嫌な予感って当たるもんだね。あっという間に外よ。んでお前の社交辞令的な「おつかれさまでしたー」よ。
     え?もう一回きくけどさ、何これ?

ウッキー:「カリ雨の海賊」だよ!

利根川 :アトラクションの名前はもうわかってるよ!ていうか何そのネーミングセンス!自分の中で何回も何とか納得させようとしたけど、やっぱり腑に落ちないよ!

ウッキー:お客さん、文句ばっかりだね。

利根川 :そりゃそうだよ!なんで8万払っておっさんに水ぶっかけられなきゃいけないんだよ!

ウッキー:ただの水じゃないよ!雨水だよ!

利根川 :輪をかけて嫌だよ!嫌さ増量中だよ!なんで雨水ならオッケーなんだよ!

ウッキー:昔、梅雨時期の学校とかの通学の時ってさ、朝は雨降ってなかったりすると「荷物になるから傘いらねーや」って手ぶらで行って、帰る時にはザーザーぶりになったりしてて、
     「あーあ、こんなことなら傘持ってくりゃあよかったな。しゃあねえ、このまま帰るか」っていう気持ちになって雨にうたれながら帰って利したことあるでしょ?
     このアトラクションはその時のやるせなさを再度体感してほしいっていうテーマなんだよ。

利根川 :確かにそういうことあったけど、雨にうたれるのとおっさんに水をかけられるのではかなり違うよ!ただただ理不尽だよ!

ウッキー:お客さん、社会ってのはね、理不尽なんだよ。

利根川 :うっせ!お前に「社会とは何ぞや」とか説かれたくないわ!
     それとな、もう一点、怒髪天にきてることがあるけどいい!?いや駄目って言われても言うけどね!

ウッキー:うるさいなぁ。なんだよー。

利根川 :いやね、あの海賊のおっさん、僕に水かけたあと、結構でかめの声で「死ねっ!」って言ったよね!なんで!?

ウッキー:僕に言われても知らないよー!茂木さんもストレスたまってんじゃないの?

利根川 :いやストレスたまってるか知らんけど客で発散するなよ!茂木のおっさんに今度会ったらぶん殴るって伝えといてね!

ウッキー:まぁまぁ、落ち着いて。とりあえずそこの売店で替えの洋服買ってきなよー。中に試着室もあるからさ。

利根川 :なんでお前らサイドにビチョビチョにされて、僕が出費しなくちゃなんないんだよ…。

ウッキー:お客さん、社会ってのはね、理不尽なんだよ。

利根川 :うっせ!わかったよ・・・、買ってくればいいんだろ・・・。

ウッキー:僕はここで待ってるから早くしてねー。





利根川 :・・・・・。

ウッキー:うわぁ、ビチョビチョじゃん。汚っ。

利根川 :なんで・・・?

ウッキー:僕に言われてもわかんないよー。

利根川 :僕はただ、替えの洋服を売店で買っただけなのにさ、この有様だよ・・・。ははは・・・。

ウッキー:残念な笑顔だなぁ。THE 苦笑いだね。

利根川 :もうここまで来たら笑える。ウッキー、僕の売店での悲惨な一幕、聞いておくれよ。

ウッキー:全然興味ないけど、一応お客さんだから聞いてあげるよ!

利根川 :はは・・・、ありがとな・・・。まあ、知ってのとおり、先ほど海賊の茂木のおっさんに水かけられて、見るも無残な姿になったじゃんか。

ウッキー:うん、捨てられた子犬のようだったね!

利根川 :そんであそこの売店に行ってパンツとTシャツを買おうと思ってね。いろんなデザインがあった中、この「豚人間」って書いてあるTシャツが一番まともだったから、これを買ったわけ。

ウッキー:うーん、ナイスチョイス!

利根川 :9800円。

ウッキー:1万円で200円もおつりが来るじゃない!お手頃!

利根川 :ははっ・・・。そんで試着室借りて、着替えて出て行こうとしたんだよ。カーテンを開けた瞬間僕は目を疑ったね。
     そこにはバケツを持った2人の女性店員さん。

ウッキー:あぁ、茂木さんの奥さんと娘さんだね!

利根川 :なるほど・・・、血は争えないね・・・。でも今思うとあの海賊のおじさんはまだ優しかったよね。
     まず恐らく奥さんであろう年配の女性店員さんに「豚人間!」って言われながら水ぶっかけられてさ。
     そのあと娘さんであろう20代半ばの女性店員さんに「藁でも食ってろ!」っつって水かけられちゃったよ…。

ウッキー:あぁ・・・、茂木家の女性はドSだからなぁ・・・。

利根川 :残念ながら今日はそういうの求めてここに来たわけじゃないからなぁ・・・。でそれで終わりならまだよかったよ・・・。

ウッキー:まだ続くんだ。

利根川 :呆然と立ち尽くしてる僕を尻目に、茂木奥さんが近づいてきてさ、腹部に鈍痛が走って意識がなくなってさ・・・。気づいたら無くなってたよ。携帯とお財布。

ウッキー:あぁ・・・、茂木家の女性はドSだからなぁ・・・。

利根川 :ドSの範疇はゆうに超えてるよ!まさしく海賊だったよ!!

ウッキー:まぁ、いろいろあるさ。それが人生さ。

利根川 :こんな人生なら生まれてこなきゃよかった!もう帰るよ!アトラクション1個しか行ってないけどこんなとこ嫌だよ!20歳を過ぎて新たなトラウマ誕生だよ!

ウッキー:ちょっと待ってよー!もうすぐパレードの時間だよ!

利根川 :いやだ!もう帰る!帰りに警察によってから帰る!

ウッキー:け、警察て!やめようよ!あ、やめるんでジメー!!

利根川 :なんでこのタイミングでキャラにあった語尾をっ!やだっ!帰る!

ウッキー:あっ、そうこうしているうちに向こうからパレードがやってきたジメ!!

利根川 :えっ?

(タンタカタンタンタンタカタカタカタンタラタンタンタカタカタカタカ♪)

ウッキー:ほぅら、某エレリトリカルパレードに酷似した音楽に乗せて、パレードのお通りジメー!

利根川 :う、うわー!茂木家の3人がリヤカーに乗ってこっちにっ!怖いー!逃げたい願望でいっぱいだよー!

ウッキー:ちょっとまって!なんか君に言いたいことがあるらしいジメよ!

利根川 :なんだよ!怖いよ!

茂木家 :・・・利根川さん、お誕生日おめでとー!!!

利根川 :・・・え?今日は6月14日・・・。僕自身忘れてたけど、確かに今日は僕の誕生日だっ!いったいなぜそれを・・・。

茂木母 :ごめんなさい・・・。さっきはちょっと魔がさして財布と携帯を拝借してしまって・・・。

茂木娘 :母と二人で拝借したお金を分配しようとしてたんですけど、ふと財布に入ってた免許証をみたら、今日あなた誕生日で。

茂木父 :せっかくの誕生日にいい年して男一人でこんなとこに来るなんてなんてかわいそうな豚人間なんだ・・・。
     そう思ったらせめて私たちだけでもお祝いしてあげなきゃって思ったんだよ。

利根川 :も、茂木家・・・。僕はあなたたちに対してちょっと誤解してたみたいだ。ちょっと不器用なところはあるけど、いい人たちじゃないか!!

ウッキー:よかったじゃないジメか!お客!ようし、じゃあ僕と茂木家の3人でおめでとうの歌を歌うジメ!!

利根川 :わぁい!やったあ!

4人  :ハーピバースデートゥーユー!ハーピバースデートゥーユー!ハーピバースデーディアお客〜!

利根川 :うれしいよ!こんなにたくさんの人に祝われた誕生日、初めてだよ!!

4人  :ハーピバースデー・・・・・・・・・・・・・・、
     梅ー、雨ぅーーーー!!!

(ザッパーン!)
(ザッパーン!)
(ザッパーン!)
(ザッパーン!)

茂木娘 :脱臼しろ!

利根川 :・・・・・・・・・・・・・。








そのあと脱兎のごとく駈け出した4人を、僕はただただ見つめることしかできなかった。
帰り道、偶然雨が降り始めた。僕は傘を持ってきてない自分の準備の悪さを悔いながら歩いて家まで帰った。財布と携帯は戻ってこなかった。
そして帰りながら思ったんだ。実家の桶屋を継ごう、と。

KK > ばかばかしさきわまったコントですね。面白い。うひゃー。 (06/14 02:15)
マッカー > ツッコミのフレーズが秀逸ですねえ。 (06/14 02:15)
ざとぺ > 脱臼したくなるネタでした!ぐりん! (06/14 02:16)
torota > なんだい、利根川さん。正統派ぶっちゃって! (06/14 02:16)
漸穣 > 豚人間が一番まともってどんな品揃えなんですかw ホント面白いです。 (06/14 02:17)


あるぴの20 > 思った以上に川でした (06/14 02:17)




NO17

防水加工の和紙を使用

ペーパードルフィン

春美:てーるてーるぼーうずーてーるぼーうずー♪

涼輔:・・・春美?

春美:あーしたてんきにしておくれー♪

涼輔:・・・春美ってば。

春美:・・・・・・・・歌詞の続きなんだっけ?

涼輔:知らずに歌ってたのかよ。

春美:まあいいや。・・・・・よし、50個目!

涼輔:・・・・・春美、何してんの?

春美:明日遠足だからてるてる坊主作ってんの。

涼輔:・・・50個って・・・多くない?

春美:まだ全然だよ。この20倍は作んなきゃ。

涼輔:・・・・・1000個!?

春美:うん。梅雨に遠足行くならコレくらいやんないと。

涼輔:やりすぎだって。
   ・・・ていうか、何コレ・・・

春美:あ、それはゴム製のやつ。

涼輔:・・・なんでゴムで作ってんの?

春美:どうせ作るならいろんなバリエーションのやつ作ろうと思って。
   スーパーボールをゴムのシートで包んでみました。

涼輔:あっそう・・・これは?

春美:ビー玉をカーテンで包んだの。

涼輔:バランス最悪だよ。

春美:逆のバランスでバランスボールにハンカチってのもあるんだけど。

涼輔:包めてないじゃん。ただのハンカチのっけたバランスボールじゃん。
   ・・・これは?

春美:おにぎりをライスペーパーで包んで作ってみました。

涼輔:食品使うなよ。湿気で悪くなるだろ。

春美:明日天気に出来なかったら死ぬくらいの意気込みで頑張ってもらおうと思って。

涼輔:捨て身だなコイツ。
   ていうか晴れても暑さで悪くなるんじゃ・・・

春美:自分の仕事を全うして死ぬならこいつも本望でしょ?

涼輔:知らないよ。

春美:それにコレなら明日のお弁当にも入れられるでしょ?

涼輔:米で米包んだものなんか弁当に入ってたら遠足の楽しい気分が一気に吹き飛ぶから。
   ・・・・・これは?

春美:粘土。

涼輔:粘土!?

春美:丸くした粘土を紙粘土で包んで・・・

涼輔:一応紙ってとこで原型は留めてるんだな。
   ・・・これは?

春美:プチトマトを油揚げで包んで・・・

涼輔:だから食品使うなっての。

春美:コレもお弁当に入れられるし。

涼輔:絶対ミスマッチだろ。トマトと油揚げって・・・
   ・・・・・そんでお前・・・これは・・・・・

春美:ご飯を海苔で包んで・・・

涼輔:世界はこれをおにぎりと呼ぶんだぜ。

春美:コレもお弁当に・・・

涼輔:もう勝手にしろよ・・・

春美:さてと、1000個にはとても満たないけどそろそろ吊るすか。

涼輔:ああ、あと950個作るとか言い出さなくてよかった・・・

春美:涼ちゃんも吊るすの手伝って。

涼輔:わかったよ・・・



春美:ふう。50個吊るし終わった。

涼輔:まあ、まともに吊るせてるの半分も無いけどな。

春美:まあね。バランスボールのやつは上のハンカチだけしか吊るせなかったし。

涼輔:粘土のやつは重さに耐え切れず落っこちて原形とどめてないしな。

春美:ビー玉も落っこちて転がって行ったし。

涼輔:うちの床斜めなんだな。今気づいた。

春美:んで食品系に関してはラップかけて置いてあるだけ。

涼輔:・・・・・・・・・

春美:よし!これで明日晴れるね♪

涼輔:・・・・・何を持って晴れると判断したんだよ。

春美:さ、明日に備えて寝よう。

涼輔:マイペース甚だしいな。





春美:・・・楽しみで全然寝れない・・・

涼輔:・・・ベタすぎるだろ・・・

春美:そういう涼ちゃんだって寝れてないじゃん。

涼輔:・・・・・だって楽しみだもん(ポツリ)・・・・・

春美:え?


翌日 昼


涼輔:今日、晴れてよかったな〜。いい天気、絶好の遠足日和じゃん。

春美:そうだね。さ、お弁当食べよ。

(パカッ)

涼輔:・・・・・何で僕の弁当箱の中に米で米包んだものが・・・・・
   あ、トマトと油揚げも・・・・・
   ・・・・・あれ?今までの楽しい気分はどこに・・・

マッカー > 食べ物の使い方がいいですねえ。 (06/14 02:21)
torota > トマトに油揚げは渋い (06/14 02:21)
BOMB > 久々にエロ無しのネタだ〜。彼らのスローペース大好き。 (06/14 02:22)
KK > テンション抑え目ながらボケの工夫がひかってますな (06/14 02:22)
漸穣 > 世界はこれをおにぎりと呼ぶんだぜ。  ほんわか感好きです。 (06/14 02:23)

U > ついに正統派コントというコメントを使うときが来ましたね。良かったです。 (06/14 02:22)




NO18

貞子専用ラブホテル

井戸

井上:はいどーも。

戸口:井戸ですよろしくお願いします。

井上:というわけで梅雨だよ!

戸口:今回は即興ということで、ここにいる人全員テーマ分かってるからね。
   強引なネタ入りでもまぁ大丈夫でしょう。

井上:梅雨は嫌いだ。心がぬれるから。

戸口:いきなりわけわかんないこと言い始めた。

井上:ちきしょぉぉぉぉおおおお!!

戸口:お、おい。どうしたんだよ。

井上:あれは去年の梅雨だった。

戸口:今度はかたりはじめた!井上!ちょっとは俺にも構ってよ!






井上:俺は……自分の無力さを知った……。

戸口:う、うん。

井上:だけど!だけど俺だって!
   やれるだけのことはやったんだよぉ!!

戸口:……そうか。

井上:なのに!!なのにあいつはぁ!!

戸口:取り乱すな!井上!!

井上:と、戸口……。

戸口:俺はお前のそんなとこ見たくないよ。
   お前はもっとカッコイイやつだったはずだ。それがなんだ!?そのざまは!!

井上:……。

戸口:なぁ、井上。人は生きていく限り辛いことばっかだ。
   だけどな? 少なくとも、少なくともお前には俺がいる!!

井上:と、とぐちぃぃぃぃぃいぃい!!

(ガシ!)←抱き合う二人

戸口:だからな、井上……。

井上:なんだ?

戸口:そろそろ俺にも説明してくれ……。
   意味がわからねぇよ……。

井上:あぁ、そうか。

戸口:んでどうしたんよ?

井上:去年な。学校から帰ろうとしたらいきなり雨降っててさ。

戸口:うん。

井上:あまりの用意周到さでアメリカ国務大臣に一目置かれる俺も傘忘れちゃったわけよ。

戸口:一目置かれるとはすごいなぁ、井上は。

井上:えへへ。

戸口:よぅし頭ナデナデしちゃうよ。

井上:わーい♪




ナデナデたいむなので少しお待ちください。




井上:んでだ。

戸口:うん。

井上:傘忘れちゃって俺は途方にくれてたわけよ。

戸口:そうだよなぁ、心優しいお前がその辺の傘とかぱくらないよなぁ。

井上:うん!

戸口:よぅし、また頭ナデナデしちゃうよ!

井上:わーい♪




ナデナデたいむなので少しお待ちくでさい。




井上:うっとりしちゃうのぉ。

戸口:おいおい、続きを話してくれよ。

井上:話してもいいけど、この腕は離さないでね?

戸口:こいつぅー。




なでなでなでなでなでなでなでなでなではぁはぁなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなで




井上:うふん。

戸口:それで?

井上:うん、それで途方にくれてた俺に、救いの女神が現れそうになったんだ!!

戸口:そうになったのか。

井上:当時好きだった女の子!!

戸口:お前もおませちゃうだなぁ。

井上:テヘ♪
   だけど、そのときもう一人雨に途方にくれてたやつがいたんだ。

戸口:も、もしかして?

井上:救いの女神はそいつにほうに駆け寄ってって。
   「どうしたの?」「傘忘れちゃった」「入ってく?」「いいの?」「うん♪」

戸口:お前の恋は砕け散ったわけか……。

井上:……うん。
   だけどもういいんだぁ。

戸口:……。

井上:だって俺には……俺には戸口がいるからぁぁぁあああぁぁあ!!

戸口:井上えぇぇぇえええぇぇええ!!

(ガシィィィィィィィッ!!!)←抱き合う二人


なでなでなでなではぁはぁ

なでなでなでなでぺろんちょ

なでなでなでなではぁはぁ

なでなでなでなでぺろんちょ








井上:っていう夢を梅雨になると毎日見る。

戸口:夢オチかよ!!!!
   っていうかひでぇ夢だな!!そら梅雨嫌いになるわ!!

井上:心だけでなく枕も濡らした。

戸口:もういいわ!

二人:ありがとうございました。









どうでもいいこと⇒     ネタ作成時間30分 なつくさん愛してる


たいせつなこと⇒      KKさん一発ギャグお願いします

利根川 > まーたホモだよ。まいったねこりゃ。 (06/14 02:26)
ホームライナーアツキー > どんだけみんなホモが大好きなのさ (06/14 02:26)
音黒 > ナデナデたいむ最高w (06/14 02:26)
torota > 実はここに居る人みんなゲイなんじゃない (06/14 02:26)
漸穣 > ホントのホモじゃないですかw  もう被ってもいいや。 (06/14 02:27)


KK > ネタ:ほかの方に負けないほどのきわものっぷりでしたw (06/14 02:26)
KK > たいせつなこと:だが断る (06/14 02:26)


利根川 > じゃあKKさんもクロスさんの希望に答えなきゃね。 (06/14 02:27)
KK > だが断る (06/14 02:27)




ここで、野ウサギ達が楽しくふれあう姿を見ながら一息つきましょう。






torota > 誰のを触ろうかな・・・ (06/14 02:28)

TDN > てぃんこ (06/14 02:28)

torota > (ガシッ) (06/14 02:28)

TDN > お前、人のモノを… (06/14 02:28)

torota > にゅひょひょー(プルンプルン) (06/14 02:29)

TDN > あひょひょー (06/14 02:29)




利根川 > こらこら、人目の付かないとこでやりなよ (06/14 02:29)



NO19

テクニカル湯沸かし器

薬罐部

T:どうも薬罐部です!

K:よろしくお願いします。

T:しかし僕らがこうして漫才するのも久々ですね。

K:言われてみればそうですね。頑張っていきましょう。

T:いやー、しかしいよいよ梅雨の季節ですよ!

K:うん、まあ6月ですから梅雨ですよね。なんでちょっとテンション上がってるのか気になるところだけど。

T:いやいや、まだ来ないかまだ来ないかと心待ちにしてたんですよ梅雨を。

K:はあ。…なんでまた梅雨を楽しみにしてたわけ?

T:いや、実は去年の夏ごろですかね、ある約束をしまして。
  夏休みに飛行機でアフリカに行って、炎天下のサハラ砂漠を横断したんだよ。友達とポーカーやって負けた罰ゲームで。

K:…トランプの域を超越した罰ゲームだな。まあいいよ、とにかく砂漠を歩いてたと。それで?

T:で、歩いてたら倒れてる人がいたわけよ。それで話しかけたら日本人で、「のど渇いたー!水をくれー!」って。

K:うわ大変じゃん。

T:それで「水にありつけたら何でもするから頼む!」って言うからさ。「あ、じゃあここでしばらく待ってて下さい」ってその人に言ってその場を去ったわけ。

K:ふむふむ。

T:それで、その後の道がまた大変だったんだよ。それでもなんとか横断し終えて、それから日本に帰ってきたんだけどさ、

K:…え?

T:そのポーカーやった友達が砂漠に行ってきたことを信じてくれなくてさ、証拠でもあるのかって言うんだよー。ねえ、これひどくない?
  いや、確かに写真の一枚でも取ってくれば良かったんだけどさ、だからって

K:待て待て!その話題で熱くなられても困るわ!

T:「サハラ砂漠横断したのに日帰りなんてあり得ないだろ」なんて言われても…ねえ?

K:それは疑われても仕方ねえよ!というかよく日帰りで帰って来られたな!
  …いや、そうじゃなくて、水を欲しがってた人はどうしたんだって話だよ!

T:いや、だから、やっと待ちに待った梅雨が来たんだよ!

K:………はあっ!?

T:つまり、あの人は水にありつけたってわけだよね。だから、約束通り僕は何でもしてもらえるんだよ!いやー、まずは何してもらおうかなあ。

K:待て待て待て!!

T:とりあえず僕の部屋の電球でも交換してもらおうかなあー。

K:そんで望み小さいな!わざわざ頼むようなことじゃねえよ!
  って、そんなこと言いたいんじゃないんだって!その人を結局放ったらかしにしてたのかお前は!?

T:え?いやいや、だから「ここでしばらく待ってて」って。

K:どんだけ気長な「しばらく」だよ!丸1年近く経ってるじゃねえか!

T:いや、でも水にありつけることが重要なわけで、それに至るまでの時間なんてのはその、些末な問題というか枝葉末節というか、

K:そんなことねえよ!むしろ水を得るまでの時間は最重要だよ!

T:でもまあ、時間かかったとはいえこうして梅雨が来て雨がじゃんじゃん降るんだからあの人も喜んでるでしょ。

K:…んーと。いや、あの、今さらで悪いんだけどさ。

T:ん?

K:サハラ砂漠に梅雨って、あったっけ?

T:……………。

K:……………。

T:………あると信じる。

K:ねえよ馬鹿!梅雨入りしたってサハラ砂漠とは無縁の話だよ!

T:………そんなあぁーーーー!

K:そりゃ今まで気づかなかった僕も悪かったけどさあ!

T:ああああぁーーーーー!

K:お前は気づけるタイミングが1年近くあったじゃん!

T:ああああぁーーーーー!

K:もうちょっとよく考えてから発言してくれよ!

T:ああああぁーーーーー!

K:うるさいなあもう!どんだけ衝撃受けてんだよ!

T:あああぁーーーー誰に電球交換してもらえばいいんだあーーー!

K:そんなことで長々叫んでんじゃねえよ!

T:………薄暗い部屋での10ヶ月からやっと解放されると思ったのに…

K:ずっと電球切らしっぱなしなのかよ!さっさと誰か他の人に替えてもらえって!

T:日没とともに就寝の生活から解放されると思ったのに…

K:なんでそんな状況をずっと放置してたんだよもう!

T:だって、「何でもするから」って言われたら当てにしたくなるじゃん!

K:その人が水にありつけなきゃ意味ねえだろって!

T:うーん…梅雨が駄目だとすると、あとはその人が倒れてた場所から500mぐらいのところにあったオアシスに辿り着けるかどうか…

K:あったのかよオアシス!それに気づいてたんならなんでその場で教えてやらなかったんだよ!

T:いや、そのオアシスに行く道の途中を大きな川が遮ってたから、教えても意味ないだろうと思って。

K:…川?

T:え?うん、川。

K:…川が流れてるんならそれこそ教えてやればいいじゃん…。

T:………なんと鋭い。

K:鋭くねえよ!逆にどんだけ鈍いんだよお前は!

T:いや、その、なんか「待ってて下さい」って言われて待ってたら本当にじゃんじゃん雨が降ってきたみたいな?そういう神秘性を演出する感じで?

K:やかましいわ!その雨が降ってこないのに神秘性も何もあるか!

T:はあー…ずっと梅雨を楽しみにしてたんだけどなあ…。

K:…まあ、多分その人は無事に川を見つけただろうからちょっと安心したけどさ。

T:…そうか。川に辿り着いたとしても、水にありつけたことに変わりないよな。ってことは、やっぱり何でもしてくれるってことでいいよね、うん。

K:良くねえよ!川を見つけるのにお前の発言は何も役立ってないだろ!

T:でも、一応あの人に確認したいなぁ。
  …よし、ちょっとアフリカ行ってくる!

K:やめとけって!もういいよ。
  どうもありが

T:うん、じゃあ今からアフリカ行きの飛行機のチケット手配してくる。

K:え?





T:久々のサハラ砂漠だあ!…暑いなあしかし。えーと、確かこの辺に倒れてたんだよな…?
  うーん、見当たらないなあ。どこ行っちゃったのかなあ。よっしゃ、その辺を手当たり次第探すぞー!



T:ぬあああああ!暑いー!のど渇いたー!水をくれー!

男:…どうしました?

T:水が欲しいよー!水にありつけたら何でもするから頼む!

男:あ、じゃあここでしばらく待ってて下さい。

T:わかりましたー。









T:………すぐそばに川あるじゃねえかああああああああ!

夏草 > 一風変わった感じですが実によく練られていること (06/14 02:32)
KK > 「堅実」のすばらしさがにじみ出たネタだと思います (06/14 02:32)
ひろちょび > 裏切り的なボケが続くのが面白かったです。 (06/14 02:33)
テライキアツ > マッカーさんは綺麗だなぁ。なんていうか良い意味で真面目にネタが書ける人で羨ましい。 (06/14 02:33)
漸穣 > 日没とともに就寝の生活も名フレーズですね。  意外性も盛り込まれてました。 (06/14 02:34)


TDN > すごいね (06/14 02:34)




NO20

「かなた」とか呼んじゃっていましたごめんなさい

彷徨

地球上の誰かがふと思った
「梅雨はじめじめして嫌いだ、洗濯物も乾かないし」

地球上の誰かがふと思った
「どうにかして梅雨をなくすことができないものか……」

誰かがふと思った
「我々の快適な生活を守らねば……………」








梅雨
「うるせえぞこの野郎! なら勝負だてめえら! かかってこい!」





















第一試合
梅雨(オフィス6月所属) VS バター(北海道農場所属)

(審査員のコメント)
・梅雨派
さすが梅雨さん! かっこいいです!(後藤)
マーガリンが好きなので。(五郎)
Oh,ツーユ! ウィーラヴツユダークー! HAHAHAHAHA!(ボボコフ)
・バター派
どちらもベタベタしているが、バターの「バ」と「ター」がスタイリッシュだと思った。(佐々木)
バターて!四番バッターイチローかお前!(高橋)

3対2で梅雨の勝ち!


第二試合
梅雨(オフィス6月所属) VS 忍者(元ジャニーズ事務所所属)

(審査員のコメント)
・梅雨派
さすが梅雨さん! 闇夜に映えます!(後藤)
忍者とか古いから。(五郎)
・忍者派
セクシー対決で梅雨が替え玉としてくノ一を使っていたのは卑怯だと思った。(佐々木)
ハラキリ!ハラキリ!(ボボコフ)
忍者て!手裏剣トリオかお前!(高橋)

2対3で忍者の勝ち!


第三試合
梅雨(オフィス6月所属) VS 3年3組(市立第三中学校所属)

(審査員のコメント)
・梅雨派
さすが梅雨さん! よっ裏番長!(後藤)
イジメは良くない。(五郎)
・3年3組派
3年3組の友情には感動させられた。合唱曲「翼をください(san-kumi yu-zyo- REMIX☆)」は最低だったが。(佐々木)
タイヨーノ ヒカリーーーーーーーーー!(ボボコフ)
3年3組て!学級崩壊の前兆かお前!(高橋)

2対3で3年3組の勝ち!


第四試合
梅雨(オフィス6月所属) VS DVDレコーダー(パナソニック所属)

(審査員のコメント)
・梅雨派
さすが梅雨さん! まだベータ使ってますよね!(後藤)
ほぼ互角だが爪の長さを考慮してこちらで。DVDプレーヤーだったら危なかったと思う。(佐々木)
・DVDレコーダー派
欲しい。(五郎)
ディジタル!ヴァーサタイル!ディスクン!(ボボコフ)
DVDレコーダーて!アルファベットとカタカナの夢の競演かお前!(高橋)

2対3でDVDレコーダーの勝ち!


第五試合
梅雨(オフィス6月所属) VS 10月30日(カレンダー所属)

(審査員のコメント)
・梅雨派
さすが梅雨さん! 月日がたってもイケメンです!(後藤)
・10月30日派
10月30日にはいい意味で期待を裏切られた。まさかあのタイミングでバファリンを飲むとは思わなかった。(佐々木)
肉の特売日なので。(五郎)
オクトーヴァーーー!(ボボコフ)
10月30日て!27日の次の次の次の日かお前!(高橋)

1対4で10月30日の勝ち!


第六試合
梅雨(オフィス6月所属) VS 暗いところで光るガイコツのキーホルダー(さびれたお土産屋さん所属)

(審査員のコメント)
・梅雨派
さすが梅雨さん! 死んで骨になったとしても愛してます!(後藤)
暗いところで光るガイコツのキーホルダーは見かけ倒しだった。ラフランスの使い方が良くなかった。(佐々木)
・暗いところで光るガイコツのキーホルダー派
スケスケ!(ボボコフ)
名前長っ。(五郎)
暗いところで光るガイコツのキーホルダーて!ホネホネロックかお前!(高橋)

2対3で暗いところで光るガイコツのキーホルダーの勝ち!


第七試合
梅雨(オフィス6月所属) VS お袋のぬくもり(中島さんち所属)

(審査員のコメント)
・梅雨派
さすが梅雨さん! 特に言いたいことはないです!(後藤)
梅雨の「スライディングキックをかます竜雷太のモノマネ」は粗削りだが才能を感じた。(佐々木)
・お袋のぬくもり派
今気づいたけど後藤と五郎って似てるなあ。(五郎)
ハハナル チキュウッ!(ボボコフ)
お袋のぬくもりて!愛と感動の大巨編かお前!(高橋)

2対3でお袋のぬくもりの勝ち!


第八試合
梅雨(オフィス6月所属) VS パ行(50音表所属)

(審査員のコメント)
・パ行派
大食い対決なのに床に酢飯を捨てていた梅雨は卑怯だと思った。(佐々木)
梅雨とかもう飽きたから。(五郎)
っていうか「梅雨」って「うめあめ」じゃなくって「つゆ」って読むんですね……。騙されました。最低です。(後藤)
単純にこちらの方が良かったです。(ボボコフ)
パ行て!右上の丸かお前!(高橋)

0対5でパ行の勝ち!



(出場者コメント)
・バター
力不足でした!またリベンジしに来ます!よろしくおねがいします!

・忍者
楽しかったでござる。家に帰ったら彼女とニンニンするでござる。

・3年3組
僕たち!(私たちは!) 今日この学校を!(卒業します!)

・DVDレコーダー
試合の様子をビデオで見て反省したいと思います。

・10月30日
決めた!アタイ明日から31日になる!

・暗いところで光るガイコツのキーホルダー
普通の肉体が欲しいです。

・お袋のぬくもり
調子に乗るなよガキがっ……。

・パ行
梅雨弱ぇ(笑)

・梅雨
おい知ってるか!?プリンに醤油と味噌汁と三ツ矢サイダーかけて食べるとまずいらしいぜ!










(エンディング)

夏は、すぐそこだよ。

テライキアツ > この形式はずるい。面白いもん。 (06/14 02:38)
ひろちょび > 何このカオス戦www そしてコメントwww (06/14 02:38)
torota > 1番のフリーダムさんが来たと思うんですけど (06/14 02:39)
BOMB > もう形式からぶっ飛びすぎwそしてオチだけ無駄にかっこええ (06/14 02:40)
漸穣 > 五郎の審査コメント良いですねw「欲しい。」ってww (06/14 02:40)


ざとぺ > 今起きたんですけど、Uさんが面白すぎて射精した (06/14 02:38)




NO21

名前が長いのは磁力のせい

Magnets of Improvisation comedy battle

二人 どうも、Magnets of Improvisation comedy battle と申します。

吉田 まあ計5回目ぐらいの即興ネタ大会参加なんですけども、実際こんな難しい題材もないよね。

古田 「梅雨」ってね。天候をいじれって言うんだからね。もうムリだよね。
    ・・・って、漫才のはじめが題材に対しての愚痴ってどういうことだよ。

吉田 しかしながら夏草さんが「お題を出来るだけ自分の理想に沿わせたい方は、8時30分にはぱいチャに入室しておいてください。」
    と警告している以上、10時に入室した私たちが主に悪いんですけどね。

古田 えぇ、文句言っちゃいけませんって。せっかくお題を投稿してくれた人や夏草さん、その他の参加者に失礼でしょう。

吉田 ただ、一つだけ疑問なのは、何故私たちがアンケートで投稿した「低気圧」が題材として選ばれなかったのかですね。

古田 一番謎がない場所にツッコミを入れてるね。むしろ選ばれる方が異常ですから。

吉田 まあでも、ある意味気象つながりということで近いので、私もこれ以上はわあわあぎゃあぎゃあ騒がずにネタいきます。

古田 取られたログを見てわからないネタとか内輪ネタが多すぎますからね。そろそろ「梅雨」について触れましょう。

吉田 そうですね。ただ、一つ疑問があって・・・。

古田 ん?さっきの疑問も「ただ、一つ」だったはずなんですが。

吉田 いや、さっきの疑問より大事なことなんですよ。

古田 まあ、先ほどの疑問より大事でなければ触れずに漫才に移りますからね。

吉田 じゃあ、聞くんだけどさあ・・・。「梅雨」って何?

古田 え!?何それ!?今更になってそういう事言い出すの!?早くネタに入らなきゃいけないのに!

吉田 いや、ちょっとよくわからなくてさぁ・・・。教えてくれよ。

古田 おいおい、ちょっと待てよ。今から教えるのかよ。そういうのはネタ始める前に言ってくれよ。

吉田 ごめんごめん。次から調べとくから、今は教えてくれよ!

古田 仕方がないなぁ。いいか、「梅雨」ってのは一つの天候だ。

吉田 まぁ、それは冒頭で言ってたしわかってるさ。

古田 そして、「梅雨」ってのはつまり、雨なんだよ。

吉田 まぁ、それは漢字見ればわかるさ。もっと詳しく教えてくれよ。

古田 それから・・・・・・、えっと・・・・・・。

吉田 うんうん。

古田 えっと・・・うんっと・・・。

吉田 早く教えてくれ!急いでネタに戻したいんだ!

古田 うるさいな!お前が調べとかないのが悪いんだろ!

吉田 何急に怒り出してるんだよ!早くしなきゃいけないって言ってたのはお前だろ!

古田 こういうもんは調べとくものだろうが!なんで俺がいちいち教えなきゃいけないんだ!

吉田 どうした。おまえ冒頭とまったくキャラが違うぞ。
    ・・・はっ・・・まさか、お前も知らないのか!?

古田 ・・・そ、そんなわけないだろ!勿論知ってるさ!

吉田 (怪しい)じゃ、説明しろよ!

古田 だからぁ・・・。つまり「梅雨」っていうのはぁ・・・雨だよ。

吉田 詳しく!

古田 えっとぉ・・・。はい、すみませんでした。私もよく知りません。

吉田 やっぱりか!・・・で、これからどうするんだよ。

古田 うーん・・・。仕方ないから「梅雨」が何かというのは想像で補完するしかないな。もう調べてる時間はないし。

吉田 仕方ないなぁ・・・。

古田 とりあえず「梅雨」の「雨」の部分はいいとして、「梅」の部分が何なのかを考えようか。

吉田 「梅」といって真っ先に思いつくのは「梅干」とか「梅酒」とかだけど。

古田 他には「松竹梅」の一番下も「梅」だね。

吉田 うーむ、どちらの意味だろう。

古田 悩んでる時間はないから、どちらの意味も持つことにしておこう!

吉田 じゃあ、どういう意味になる?

古田 まず、「梅干」と「梅酒」なら、雨、つまり液体に近い「梅酒」を採用しましょう。

吉田 そして、一番下と組み合わせる。つまりは・・・

古田 「一番質の悪い梅酒が降り注ぐ雨」、これが梅雨です。

吉田 そういうことになりますね。実際かなり的を得た意見だと私は思いますよ。

古田 やっぱり、二人の力を合わせれば不可能も可能になるんだな!

吉田 よし、じゃあ早速梅雨をテーマに漫才を始めましょう。

古田 よし、いくぞ!

吉田 じゃあ、早速なんですけれどもね。「梅雨」について何か思うことあります?

古田 えぇ、せっかく降るならもう少し質のいい奴にして欲しいですね。

吉田 「ボジョレー・ヌーヴォー」とか降って欲しいですね。

古田 なんか赤くて血の雨みたいになっちゃうじゃないですか。酒は酒でも種類が違いますよ。

吉田 まぁ、しかしながら、いくら質が悪いといっても飲めるものが降るんですからね。これで日本の食糧事情も安泰ですよ。
    これぞ恵みの雨!なんちゃって。

古田 巧いこと言ったつもりですか!しかもこの場合「つもり」で終了してるのがなんとも寂しい。

吉田 あ、でもみんな梅酒ばかり飲むと、車運転する人が減って自動車メーカーが倒産してしまう!

古田 梅雨の時期は飲酒運転も増加傾向ですか。そんな簡単には倒産しないという点にはあえて触れません。

吉田 そして梅雨が終わると自動車メーカーが雨後のたけのこ・・・もとい、梅雨後のたけのこのごとく現れるのだ!

古田 奇跡の復活ですね。ところで梅雨後のたけのこって何ですか。

吉田 ほんのり梅の味がします。

古田 気持ち悪い!そして梅酒のせいでふやけてる予感がしますよ。

吉田 お酒のおつまみにぴったり。

古田 どこがですか!お酒のおつまみにもお酒がしみこんでるよ。フニャフニャしますよ。

吉田 たけのこご飯も独特の歯ごたえは0で、梅風味。

古田 ご飯と梅の愛称は抜群だけど、そこにたけのこが入り込む余地はないですよ。

吉田 それはもはやマズそう・・・。だからみんな梅雨を嫌うのか・・・。

古田 ただの梅酒飲み放題だと思ってたけど、深刻な問題なんですね。

吉田 よし、この深刻な問題に、俺たち二人でしっかり立ち向かおうな!

古田 ・・・ムリだよ。

吉田 何でだよ!二人の力を合わせれば不可能も可能になるんだぜ!

古田 それでもムリだって!

吉田 何が悪いんだよ!

古田 だって、「梅雨」の本当の意味はこれじゃないもん。

吉田 どういうことだよ!梅酒が降り注ぐんじゃないのか!?

古田 これを見てみろよ!(携帯を取り出し、画面を見せる)

KKさんからのメール  何を言ってたるんですかあなた方は!
               「梅雨」ってのは「梅干のように赤い雨」なんだから血の雨みたいに見えて当然じゃないですか。
               PS 日本の食糧事情が安泰だっていうんなら1週間何も食べてない俺はどうなんだよ。

吉田 ・・・そうだったのか・・・。梅は梅でも梅干の方を採用するべきだったのか・・・。

古田 それだけじゃない。このメールはもっと大きなことを意味する。

吉田 ん、何だ?

古田 つまり、このネタは「もし、梅酒が空から降ってきたら」のネタになってしまい「梅雨」を題材とするネタとはいえない!

吉田 !?

古田 つまり・・・

二人 失格!?

BOMB > なるほどこういう展開の仕方もあるなあ。 (06/14 02:44)
torota > いいですね、本当ならこういうネタもしたかった (06/14 02:45)
ひろちょび > なかなかストーリーのある漫才コントというか。見ごたえがあって面白かったです。 (06/14 02:45)
音黒 > KKさんからのメールとか、内輪すぎるw (06/14 02:45)
テライキアツ > KKさんの「何を言ってたるんですか」がちょっと面白かった (06/14 02:46)


KK > 僕を敵に回すという笑いのとり方がすごいね!あ、でも素直に面白かったです、はい (06/14 02:45)




次のネタはBONBORIさんのネタですが、ネタ大会が終了した後に完成されたもののため今回の大会にはエントリーされていません。
しかし、本人の「載せてくれないでしょうか」との要望があったので、番外編として載せようと思います。
せっかく参加しようとして作ってくれたものですから、載せないともったいない!



番外編

幻想打楽器

偽りPercussion

ザアアアアアアアアアアアアアア


橋本:・・・・・・うわぁ、スゲェ雨。

霜山:そういやもう梅雨の季節なんだよな。

橋本:梅雨、梅雨か・・・・・・嫌な季節になったもんだぜ。

霜山:そうだよな、降り続きの雨とか、湿った空気とか、もう嫌になっちゃうよな。

橋本:いや、俺の言いたい事はそれじゃ無いんだよ。

霜山:ん?

橋本:俺の店の商売が儲からねぇんだよ。

霜山:あれ?お前の家って何屋だっけ?

橋本:俺ん家?雨乞い屋。

霜山:・・・・・・・・・えっ?

橋本:いや、だから、雨乞い屋。

霜山:雨乞いってあの・・・・・・雨を降らせるやつ?

橋本:それ以外に何があるんだよ。

霜山:海女恋屋。

橋本:・・・・・・ただの物好きじゃねえか。

霜山:えっ?何?お前の家って雨乞いを商売にしてるのかよ!?

橋本:ああそうだよ、ウチの雨乞いは無茶苦茶効くぜ。

霜山:じゃあ、雨乞いで成功した事もあるのか!?

橋本:というかもう成功率100%。

霜山:えっ!?じゃあどんな所にも雨降らせられるのか?

橋本:ああ、花は枯れ大地はひび割れた所にも降らせる事ができるぜ。

霜山:うっわ、スゲェェェェ!!!!!

橋本:今年って体育祭が雨で延びてるじゃん。

霜山:うんうん。

橋本:あの雨全部俺が降らせたんだぜ。

霜山:えっ!!マジで!?

橋本:もう延ばす事が楽しくてさ、先生がイライラする位雨降らせてやったんだよ。

霜山:校長と教頭があまりにもイライラして、土砂降りの中、2人でフォークダンス踊ってたぐらいだもんな。

橋本:だから梅雨の季節に入っちまうと、全国に雨が降り注いでしまうから、俺等は用なしって事だ。

霜山:ふうん、大変だな、お前の商売も。

橋本:ああ。

霜山:・・・・・・・・・・・・。

橋本:・・・・・・・・・・・・。

霜山:・・・・・・・・・・・・。

橋本:・・・・・・・・・・・・なあさ。

霜山:ん?

橋本:雨が降ってるときに雨乞いすると、どうなると思う?

霜山:・・・・・・さ、さあ。

橋本:ああそうだ!やってみようぜ、雨の中雨乞いすると、どうなるかって。

霜山:ええ?でもそれ、意味あるの?

橋本:実験だよ実験、雨乞いの力はどこまで行けるかって!

霜山:ええ、でもさ・・・・・・。

橋本:とりあえずやってみよう!時間も無いし!

霜山:う、うん、つーか雨乞いってそんな簡単に出来るの?

橋本:ああできるって!まず、キムチを真ん中に置いて・・・・・・・。

霜山:キムチ!?

橋本:ああそうだ、雨乞いで一番大事なのはキムチなんだよ。

霜山:キムチをどう使うんだよ・・・・・・。

橋本:簡単簡単、キムチを机の上に置いて、ここに魔法の呪文をかけて・・・・・・。

霜山:魔法の呪文?

橋本:「これはキムチだ!」はい、おしまい。

霜山:早っ!!そんなので雨起こせるのかよ!

橋本:大丈夫、いつもこうやってるから。

ボタボタボタボタボタ

橋本:ん?何の音だ?

霜山:おい橋本・・・・・・・・・。

橋本:えっ?

霜山:空から春雨が降ってるぞ!!!!

橋本:ええぇぇ!?何それ、どういう事!?

霜山:明らかにお前の雨乞いのせいだろうが!!

橋本:なるほど、雨が降ってるときに雨乞いをすると春雨が降るんだな・・・・・・勉強になった。

霜山:感心している場合か!!!早く春雨降り止まさねえと、俺等の町春雨に埋もれちまうぞ!!!

橋本:何!?それはいけない、今すぐ春雨を降り止ますぞ!!

霜山:やってくれ早く!!

橋本:「これはキムチ!キムチったらキムチ!」

霜山:あんまり変わってねえ!!!

ボトボトボト ピタ

霜山:ああよかった・・・降り止んだ・・・・・。

シャララララララララ

霜山:ん!?何だこの音は!!

橋本:何か機会音みたいな音が空から降ってくるぞ!!

霜山:しかも何か何処かで聞いた事がある曲ばかり降ってるぞ!

橋本:本当だ!「そこまでお前は弱くないから」とか「ウーララララ 裏返しの世界を御覧なさい」とか「花は枯れ大地は罅割れる」とかも聞こえるぞ!

霜山:これはもしかして・・・・・・。

二人:着歌フルだ!!
KK>何も感想なしは寂しいので僕から。
    馬鹿馬鹿しい世界観をうまく出せている作品だと思います。
    個性の強い構想とボケ選びは、即興のものとは思えなかったです。グッドです。



いよいよ結果発表!!!