A


とおくに とおくに ずっとおくに

あるひとりの せんしがいた

そのせんしは なかまをうしない ぜつぼうにおいやられ

たったひとりになっても きぼうをすてずにたたかいぬいた

そのせんしの たましいは しんねんは

いま――――。




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STORY

エピソードT
第一話「針、動く」



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