Aブロック1点数発表




キミ:さあさあ、いよいよ結果発表でございます!

ケイ:セカンドステージに進出出来る8組はいったい誰なのか!?

シン:ではここで結果発表の方法を説明いたします。
   ネタを行った順に点数詳細を発表して行き、最終的に残った8組がセカンドステージ進出です。

ケイ:M−1のような方式ですね。一人ずつ落ちる人が決まってしまうという。

シン:そういうことです。

キミ:やっとシンも司会らしいことしたね。さっきまで文句ばっかりだったのに。

ケイ:ねー。

シン:ツッコミはツッコまなきゃ死ぬんだよ。

キミ:さあ、それではどんどん結果発表をしていきたいと思います!

ケイ:まずはトップバッターのロマンスさんの点数を発表します!

キミ:点数、どうぞ!!



















はにわ torota 牧原ナオミ テライキアツ KKジハード
14 60 24 43 25



キミ:さあ、これはどうなんでしょうか?最初なので基準点がまだはっきりしていませんが・・・・・・合計は!!




166



キミ:166点です!

ケイ:ということは現在の順位は!?




ロマンス 166
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28



キミ:なんと一位です!!

ケイ:ええー!?いきなり一位!ビックリー!!

シン:まあよくそんな使い古されたパターンを堂々と出来るな。

キミ:というわけでね。ロマンスさんはこのあと順位を保てるのでしょうか。
   それでは、審査員の皆さんのジャッジペーパーも、ネタ後に公開していきます。それではどうぞ。




審査員 点数 ジャッジペーパー
はにわ 14 ルールで行数制限が定められているのに、あまり意味が無い行の使い方はどうかなぁ、と思いました。
「行数かせぎ。」のくだりで数行を使うなら違う使い方のほうがいいと思います。
あと、相槌のみで1行使ってしまうというのももったいないかな、と。
相槌ひとつとってみてももっとうまい使い方があると思います。
torota 60 思ってた以上に面白くてビックリしました。
高校生同士の漫才だと思うんですけど
全然背伸びしてなくてあくまで高校生っぽい
かつボケも結構面白い物が多くて凄く好印象でした。

ただ、ツッコミがどうも的外れなんです。
突っ込むポイントで流したり
そこ突っ込む!?っていう部分も多々ありました。

でも漫才全体の流れも良くて
センスのある人を見たって感じがしました。
是非頑張って欲しいです。
牧原ナオミ 24 まず、ボケの必然性に欠けていた印象が強かったのが一番勿体無いです。
話の流れとしてはまだ一貫性はあったのですが、長田先生やロックマンなど、
突拍子もなさ過ぎて話が飛び飛びすぎ、置いてけぼり間が凄かったですね。
尻拭き13分など、流れを生かして笑える部分もありますので、
そっちの方を押し出してくれた方が私は良かったかな。
最後の行数稼ぎをネタにするのは、行数制限企画ではまずタブーとされています。
テライキアツ 43 言ってることは凄く面白いと思います。漫才の型として良く出来たタイプではないでしょうか。
何というか、書き手のテンションと読み手のテンションが比例してないんですよねー。
こっちがどんどん置いて行かれてるような気分になる。
勢いはあって良いんですけど、その「勢い」が「暴走」っていう形になって表れてしまってると思うんです。
読み手のテンションが上がっていれば許されるようなボケ(行数稼ぎ、ロックマン関係のマニアックなボケなど)が、
それが理由で完全に浮いてしまってます。
内容は面白いので、いったん冷静な目でネタを見直す「客観力」を身につけてみて下さい。
KKジハード 25 題材がよく、ボケもそれに沿ったセンスを感じるネタを作り出せてはいるんですが、
それの組み立てが雑なように感じます。
漫才にとってのボケ一つは、ツッコミで生かしてこそその威力を発揮するのですが、
このネタは全体的にボケとツッコミがうまく噛み合っていない印象。
ボケに対するツッコミのチョイスがちょっとズレてるような気がするんですよね。
話の流れも無理に早く展開していってるせいで全体的に荒く、単体としてのボケだけが目立ってしまっています。
最後の行数稼ぎをする余裕があるなら、
もう少し全体的にゆとりを作ってボケツッコミを組み立てたほうがいいかなと思います。


キミ:以上です。皆さんそれぞれ意見が違って面白いですね。

ケイ:だねぇ。KKさんの審査の下手さがよくわかるね。

シン:・・・審査員席で泣きそうになってる・・・。

ケイ:では、続いての組に参りましょう。続いては乱舞ドライブさんです!

キミ:それでは点数、どうぞ!























はにわ torota 牧原ナオミ テライキアツ KKジハード
57 87 62 26 22


キミ:審査員によってかなり点数が違いますが・・・合計は!?





254


キミ:254点です!

ケイ:半分は超えていきましたねぇ。現在の順位は!?



乱舞ドライブ 254
ロマンス 166
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28


キミ:ロマンスさんを抜いて一位です!

ケイ:さあ、このあとこの二組の順位がどう変動していくのでしょうか・・・。それでは、JPをどうぞ。





審査員 点数 ジャッジペーパー
はにわ 57 形式が形式だけに盛り上がりとかその他の強弱がなかったのがおしかったです。
読む人を飽きさせないように改良したらもっともっと良くなるかと。
「飲〜んで飲〜んで飲んで、健康!」とオチは個人的に好きです。健康!
torota 87 うわぁ!面白い!
まず発想に感服しました。
そしてそれを上手く活かしきれてる事に更に感服してしまいました。

「ピニョ」で意味が崖の上にいそうには声をあげて笑ってしまいました。
なんか確かに居そうですよね。あいつの隣に。

うーん、新しい形なので何を指摘すれば良いのか
分からないんですけど、別にいいですか?笑
素直に面白いと思った量でこの点数にしました。
牧原ナオミ 62 ネタの方向性として新しさが垣間見えた意欲作ですね。
うん、非常にその発想が面白いです。ですが、まだ未完成かな、という印象も拭えませんでした。
何でもありじゃないか、という意見も出てくるでしょうけど、元々笑いは相手の発想を裏切る行為ですからね。
相手をねじ伏せられるだけの力量があれば何でもありも王道になれます。
ちなみに一箇所、『四時からロイヤルホストにマス投入。』
何故ここだけ漢字なんでしょう。ネタ全体の統一感は出した方が良いですね。
テライキアツ 26 こういったタイプのネタを作ろうという姿勢と、発想はとても面白いんです。その点だけでも評価したいのですが。
この形式はちょっと自由すぎますよね。
縮める→伸ばすの過程の中にいくらでもギミックを詰め込むことが出来るので、もはや言葉遊びの体を成していない。
せめて「変える文字は3文字」などの、解りやすい「ルール」が見えて欲しかったところです。
あまりに縛りが少ないと、一言ネタの羅列と同じになってしまいます。
それと、こういった「条件を縛った中での言葉遊びネタ」は、
今やシュールコントの「王道」と言っても過言ではないくらい前例があるので、
発表する場合には「強い個性」を求められます。
シュールを書きたい時は
「誰も書いたことのないネタ」を書くくらいの心意気が欲しいなぁと個人的には思っていますので、
もし今後これと同系統のネタを書かれることがあるのなら、
「これでもか、これでもか」という具合に読み手をグングンと引っ張ってくれる「真新しさ」を期待しようと思います。
KKジハード 22 まず、このネタの弱点を指摘します。それは「やろうと思えばどんな風にも出来ちゃう」という部分。
「縮める」だけならその中にある文字だけで組み立てないといけないから制限はありますけど、
「伸ばす」となるとどこのどんな文字や単語を足しても狙ったボケが出来るんです。
ここまで自由度が高すぎるとどんなボケも出来ちゃうから、
見る側はよほど斬新で強烈なボケが来ないと笑いにくくなる。つまり、「ハードルがあがる」んです。
しかし、これらのほとんどのボケがうまく決まりきっていないというか、
言葉を提示した後の展開が弱かったり天丼がその効果を発揮していなかったりと、
見る側を惹きつけるレベルに達していないと感じました。
このスタイルと貫き通すのならば、もっともっと度肝を抜く展開や単語選びが必要になってくると思います。
しかし、努力の跡というか、「頑張って作ったんだろうな」というのはひしひしと感じました。



ケイ:かなり賛否両論が見えた感じですかね。

シン:やはり、審査員によってネタの捉え方は結構違うみたいですね。

ケイ:ですねー。さあ、どんどん発表して行きますよ!続いては模範少年さん!

キミ:それでは点数発表です!
























はにわ torota 牧原ナオミ テライキアツ KKジハード
10 30 50 76 42



キミ:・・・・・・合計は!?






208



キミ:208点です!

ケイ:順位はどう変動したでしょうか?














乱舞ドライブ 254
模範少年 208
ロマンス 166
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28



キミ:現在2位、となりました。

ケイ:模範少年さんにしては振るいませんでしたかね・・・?

キミ:ですかねぇ・・・。それでは、JPです。








審査員 点数 ジャッジペーパー
はにわ 10 うーん、僕にはあまりヒットしなかったです。
笑いどころがないのを狙っているのか、僕が笑いどころを見つけられなかったのかはわかりませんが、
「よくわからなかった」に尽きるかなぁ。
こんな評価ってことで。
torota 30 なんでこんなズンとした気持ちにさせられないといけないんですか。笑

うーん、確かに読み物としては面白いと思うんですけど
笑いとは何ら関係無いかなと思います。すいません。
牧原ナオミ 50 黒いなー。これはお笑いというより哲学じみているなー。
節々で挟まれる笑い声がそれを増幅させているなー。絶対好き嫌い別れますよコレ。
なんたってコメディ要素が全然感じられなかったんですよね。
というわけで実に評価しにくいんですが、とりあえず基準点ということでお許し下さい。
テライキアツ 76 このネタに何か深いものを見出すべきなのか、
淡々と進むクールなやり取りに寧ろ清々しいくだらなさを覚えるべきなのか、それは自分には解りませんが、
とりあえず一つ言えることは、このネタには「テーマ」があるということです。
一見前衛的に見えますが、ここまで「一貫性」のあるネタを書ける人はこの世界にはそうそう居ないと思います。
60行にふさわしい絞り方。そもそもの基本的な文章力が卓越してますよね。
笑い所を一点に絞って展開、というより膨張していく感じがスタイリッシュで憧れます。
で、その部分を評価してもこの点っていうことで落ち着いたのは、ネタ自体がそこまでツボじゃないからなんです。
形は大好物なんですが中身がそんなに来なかった感じです。
テーマを遵守するのは良いんですけどテーマに捕らわれすぎて広がりが薄いかなーというか。
もうちょっと隙のある作りがストライクでした。(えらそうだよ)
KKジハード 42 「家族の不幸の話をしてるけど他人同士だから楽しんでる」という理不尽さを
笑いに変えようとしてる点はいい着眼点だと思います。
しかし、それらがうまく笑いにつながってないのが残念。
それぞれにパターンが決まっていて、変化球もちょっと弱く感じるんですよね。
ローテンションのまま進む芸風だからというのもあるかもしれませんが、
飛びぬけた展開やボケがないまま、おとなしく終わっちゃったかなぁと。
こういった独特のキャラや展開を要する芸風だと雰囲気だけで持っていくには厳しいので、
より相手を裏切る展開が必要なんじゃないかなと思います。



シン:うーむ、今のところいい評価と悪い評価がそれぞれはっきりしてるというのが分かりますねぇ。

キミ:このあと、どう流れが変わるかも注目です。それでは次に参りましょう。

ケイ:続いては戦場のピアニストさんです!

キミ:それでは、点数発表です!























はにわ torota 牧原ナオミ テライキアツ KKジハード
60 48 85 46 64



キミ:さあ、どうなんでしょうか・・・合計は!








303



キミ:303点でございます!

ケイ:ここで300を超えてまいりましたねぇ。では現在の順位は!?











戦場のピアニスト 303
乱舞ドライブ 254
模範少年 208
ロマンス 166
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28




キミ:ごぼう抜きで現在一位です!

シン:ここで一歩抜け出たのではないでしょうか。

ケイ:それではJPです!








審査員 点数 ジャッジペーパー
はにわ 60 独特だなぁー。非常に独特だなぁ。
ものっすごい世界観ですよね。僕には書けないな、と思いました。
ただ、何故か僕のツボには来なかったです。
なんていうんでしょう、笑いのツボのすぐそばを通り抜けて行ってる感じです。
でも設定も言葉選びも秀逸ですし、流れも申し分ないですし、読み物としても読みやすかったですし
全体的に言うと僕が置いてかれているということですね!
torota 48 ネタというより性癖だと思います。

確かに面白っぽい感じは伝わってくるんですけど
鍋と銭湯がそこまでリンク出来てないんですよね。
これだと本当にただ組み合わせただけで
全然それゆえの笑いが起こってないのが残念でした。

美味しい食材と美味しい食材を組み合わせて
「あぁ、こんなもんだよな」って思う時ありますよね。
そんな感じでした。
牧原ナオミ 85 実にいい意味で『ひでえネタ』でした。
とにもかくにもこの親子のアホさ加減が最高。
『若い女性で乾布摩擦』がシモネタこの上ない印象を受けたのは私だけですかね。
どこを摩擦させてるんだよと。お爺ちゃん生涯現役だねと。
そこまで読み手の想像を膨らませる一言もなかなか出会えないですよ。
ラストだけはもっと良いシメ方があったと思います。
あと息子が『前々から思っていたんだけど』ってセリフは、矛盾を感じました。
息子さん、初めての鍋なんじゃないんですか?
あ、銭湯の湯船自体が汚らしいってコトなのかな。
ここでちょっと脳内活動が停止したのがちょっと勿体無かったかなあ。
表現一つで伝えやすくなる技術を備えた方という印象なだけに。
テライキアツ 46 雰囲気はめっちゃ好きです。こういう雰囲気のネタを書く人の「派」ってものがありますよね関係ないけど。
「カオス」というものを、例えば狙って作ろうとする場合、
まず第一に必要なのは「基礎」なんだと、個人的には思ってます。
カオスがカオスであるためには、カオスをカオスと呼べる「秩序」を作れる人でないといけない。
そういう意味で、このネタにはちょっと「ルール」が足りないんじゃないかと思います。
個人的にですが。
文字が収束されずに、それこそ風呂場でぽつねんと音を響かせているような、そんな印象。
文章が自由すぎる、しかしそれは笑える成分を含んだ自由さではなく。
でもこういう種類のネタにそういうことを言うことは野暮なんですよねーじゃぁ言うなって話なんですが。
厳しいことを言うようですが、カオスなものを書くなら上のような野暮な意見・印象を人に持たれないような
「突っ切ったカオス」を意識して書いていただきたいです。
言いたいことが散らかってしまった。
KKジハード 64 アホやなぁ。父親と息子のアホっぷりが全面に出てて楽しいネタに仕上がってますね。
独特の馬鹿馬鹿しいボケがいい味を出していますが、難点を言えば、所々に見当たる「ブレ」ですかね。
キャラがきっちり定まってなかったり、ボケが弱かったりと荒さが目立つ部分が多少見受けられました。
構成や話の筋が未完成のまま話を進めている感がありますので、
その辺りに気を配って形をきれいにするだけで大きく見違えて来ると思います。
ちなみに我が家では水炊きの後は必ず雑炊にします。これがたまらんね。
くずきりの切れ端が入ってるとまたたまらんね。



シン:いや、KKの水炊き論とかいらんわ。

キミ:俺、鍋の後はうどん派だからなぁ。

ケイ:私、チャンポン麺入れるの大好き!

キミ:チャンポン麺はキムチ鍋だとうまいぞ。

ケイ:塩ちゃんこでもなかなかだよ!さっぱりした味にぴったりだよ!

シン:そんな談義はリンガーハットでやれ。早く次行こうぜ。

ケイ:はいはーい。続きましては劇団ヴァージニティーさんです!

キミ:また、劇団ヴァージニティーの牧原ナオミさんは今回審査員も勤めてらっしゃいますので、審査員兼参加者の審査を勤めるQQQさんにも審査をしてもらいます。

シン:自分自身の審査は出来ないから、その代わりって訳ですね。

キミ:そういうことです。それでは、点数をどうぞ!






















はにわ torota テライキアツ KKジハード QQQ
83 75 78 86 87



キミ:おお、これはなかなかハイアベレージじゃないんでしょうか!?合計は!?








409



キミ:409点!!400点越えです!!

ケイ:ということは順位は!?






劇団ヴァージニティー 409
戦場のピアニスト 303
乱舞ドライブ 254
模範少年 208
ロマンス 166
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28



キミ:現在一位です!!

ケイ:一気に引き離していきましたねぇ。さすが劇団ヴァージさんといったところでしょうか。

シン:半端な略し方はやめい。それではJPです。









審査員 点数 ジャッジペーパー
はにわ 83 最初から最後まで読み物でのコントとしてきっちりしてる、という印象でした。
「漫才形式じゃなくてコント形式だから当たり前じゃん」と言われるかもしれないですけど
実際書いてみると結構難しいものです。
掛け合いもスムーズですし、内容も面白いですし、何よりオチが秀逸でした。
割とオチを楽しみにしている僕としては満足です。満足満足。
torota 75 笑ったかどうかは別にして
読み物としてはめちゃくちゃ面白かったです。
普通に読み込んでしまいました。

ただちょっと60行で出すネタでは無いかなと思いました。
もっと書きたい事はあったんじゃないかなと。

話題の転換が急すぎてストリッパーの人が
結局その1つ1つの過程で何を言いたいのか
分からなかったのが少し消化不良でした。

それにしても安心して読めました。
私にもその安定感を下さい。
牧原ナオミ 採点不能 私のネタです。空欄ってのも芸がないんで、採点基準でも載せておきます。

まず、ネタ全体の印象で大きく10点満点評価をします。7点かなと思ったネタなら70点ですね。
そこから文章面の矛盾点や不備な点など、細かいところのふり幅をプラマイで最大10点の範囲で調整します。
だから、基準点よりヒトケタ下がることが多くなるかも知れません。
逆に唸らせる様なテクを魅せられたらプラスになります。前フリをうまく活かしているとか。

というわけで審査頑張らせていただきます。
テライキアツ 78 流れるような構成と暴走しすぎない展開具合にグイグイ引きつけられました。
筋の通ったコントはやっぱり気持ち良いなぁ。盛り上げ方が上手いですよねー山の作り方というか。
文字に躍動感がある。
コントを書く者としてこういった構成は本気で見習いたい所存です。
ボケの種類はあんまり得意なタイプのものではないんです。
テンションの感じが自分には(自分だけだと思いますが)どうしても空回った風に見えてしまって。
構成とか作りとか意識して「裏側」から見ると相当好きなのに、真正面から見るとちょっと苦手な部類。
抽象的に言えば「爆発的なボケと展開の意外性がないから」なのかなぁ。
こういう系統のコメントはしたくないんですが。
でもその裏側に変態的なテクニックを感じるのでそこを評価してこの点数をつけます。
素直に良いところだけ言ってろって話。本当に偉そうで申し訳ないです。
KKジハード 86 変態を描くネタの中でもかなりハイレベルな仕上がりのネタだと思います。
ボケの変態キャラとツッコミの冷静キャラ、これらがきちんと仕上がってるので
一つ一つの展開がバシッと決まってますね。
あとは個人的見解ですが、ボケがこだわりの変態キャラだけに留まらず、
さらに暴走をくわえて個性を出すともっと世界観に味が出るかなと思います。
QQQ 87 ツッコミのサラッとうまいことを交えつつ的確なセリフ回しが、面白かったです。
作品の内容に アーティストに対した牧原さんの皮肉?的なメッセージも感じ取れて、
終始ニヤリとさせられました。
絶対面白くならないわけがないぐらいのうまい設定でした。

構成面に至っても、これといった無駄に感じられるやりとりも見当たず、
60行以下という限られた範囲でこれだけ巧くまとめられていて、本当に素晴らしいです。
僕もこういったテイストのネタを書いてみたいので、是非とも参考にさせていただきたいです。

もし個人的に一つだけ言わせていただくとすると、キレイにまとまっているが故に、
ある程度話の展開が読めてしまったことも否めなかった部分も感じ取れたので、
もう1つ2つほど読み手をいい意味で裏切る要素があってもよかった気もいたしました。



ケイ:JPもかなりの高評価のようです。

キミ:一気に首位に立ちましたが、この後はまだどうなるかは分かりませんからね。油断は禁物です。
   それでは次に参りましょう。

ケイ:はい!続いては七草さんです!

キミ:それでは、点数をどうぞ!























はにわ torota 牧原ナオミ テライキアツ KKジハード
76 74 43 53 38



キミ:さあ、どうでしょうか・・・合計は!?







284



キミ:284点です!

ケイ:さあ、順位はどうでしょうか!?









劇団ヴァージニティー 409
戦場のピアニスト 303
七草 284
乱舞ドライブ 254
模範少年 208
ロマンス 166
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28



キミ:3位に食い込みました!

ケイ:300は超えられませんでしたが、上位ですねぇ。それでは、JPをどうぞ。









審査員 点数 ジャッジペーパー
はにわ 76 あくまで僕基準ですが、この設定難しそうだなぁーって思いながら読んでいました。
「枠」縛りでどんどんボケが出てくるのはすごいなあ、と。

鈴城:21世紀枠です。

草野:高校野球の!?

ここ物凄い大好きです。ビバ高校野球。
torota 74 前半部分で説明不足でした。
枠屋という物がどういう者か
ツカミで読む人達にピンと来させる書き方が必要だと思います。

でも面白かったです。
文章の粗さは目立ちますが、枠という設定。
それを活かしたボケはかなり良かったと思います。
ちょっと状況描写が下手くそな部分はありましたが
充分楽しめるネタでしたし、
逆に言うと改良出来る部分があるという事で
この点数にしました。良かったです。
牧原ナオミ 43 なんとなく、諸説ある『ラーメンズの名前の由来』を思い出しました。
あの二人も結構適当なこと言ってますよね。

さてネタ自体ですが、『枠』という言葉遊びがネタの礎になっているんですが、
ちょっと予想の範疇を超えるものはなかったかな、と。
あと21世紀枠の表現がちょっと安易な形をとった印象なのが残念。
それこそ枠にとらわれない発想が欲しかったですね。
いわく憑き以降ラスト10行の持って行き方は良かったんですけど、
終盤ではなく全編この感じで通されてたらもっと高得点をつけていたと思います。
テライキアツ 53 上手いなぁ。「上手いオーラ」が溢れ出てる。言葉遊びを主体に据えたネタは書いてて気持ち良いですよねー。
言葉遊び系コントの基本はしっかり抑えてあります。形は綺麗に出来てる印象。
でも悪く言えば形だけなんですよね。扱う題材そのものにあんまり魅力を感じないので、
それゆえに読み手が笑うところまで追いつかないという感じ。
形に縛られすぎて良い部分を伸ばし切れてない、というイメージすら持ってしまいます。
うーん難しい問題だー。
上のほうでも言ってるんですけど、テーマを守るだけじゃなくて関係ない部分の工夫もちょっと意識して欲しいです。
ツッコミどころを増やすという意味で、裏に違う設定を織り交ぜてみるとか。えー何なのその提案。
KKジハード 38 うーん、惜しい。発想はとてもいいものだと思うんですが、それを生かしきれてないように見えました。
「21世紀枠」とかいいボケは出てきてるんですが、
一つ一つの生かし方や「わく」の入った言葉の駄洒落などが弱く、突出したところがないまま終わったかなぁと。
カメラや機材渡して「ゴールデン枠」というのもちょっと無理があって説得力に欠けたかなぁと。
言葉で共通のボケを出す場合は「意外性」と「爆発力」が鍵となります。
こういうスタイルはそれだけでもそれらが押さえられがちになるので、
この二つを重視するだけでもぐんと伸びるネタだと思います。




キミ:しかし、みんなJPに気合入ってますねぇ。

ケイ:とくにテライさんはすごいですね。捉え方が普通の人と違う感じ。

シン:僕らも勉強になる感じですね。

キミ:この収録終わったら皆さんに僕らのネタを見てもらおうよ。

シン:・・・何のネタをだよ。

キミ:さっきの魂のリクエスト。

シン:満場一致で0点だよ。

キミ:しょぼん。

ケイ:さあさあ、どんどんいきましょ!続いてはケースバイケースさんです!

キミ:Aブロック1、最後の組の評価はどうなるか。それでは点数をどうぞ!






















はにわ torota 牧原ナオミ テライキアツ KKジハード
64 51 94 64 57



キミ:さあ、合計は!?








331



キミ:331点です!

ケイ:300超えてきましたねぇ。それでは順位はどうなってるでしょうか!?







劇団ヴァージニティー 409
ケースバイケース 331
戦場のピアニスト 303
七草 284
乱舞ドライブ 254
模範少年 208
ロマンス 166
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28



キミ:現在2位です!

ケイ:いい位置に食い込んできたのではないでしょうか?それではJPをどうぞ。








審査員 点数 ジャッジペーパー
はにわ 64 穏やかに進んでいっている長文でしたが、これはこれでいいですねぇ。
じわじわと笑わせていくタイプは中々うまく進行できていなかったりするんですが、
これは淡々と話が進んでいっているので読み手としてはスムーズに読めました。
裏を返せば、スムーズに進んで行き過ぎたかな?という感じもしました。


それにしてもこの2人はいつまでバスに乗っていたのか。気になります。
torota 51 最初は凄く不思議な雰囲気があるなぁと思ったんですが
喋りだすと案外普通の喋り口調だったので
コントの雰囲気としてちょっと中途半端になっちゃってるかなと思いました。

バス停を作ったのには笑っちゃいました。
初めに思った「じゃあ何で乗ってるんだ?」という疑問を
最後に持ってきたのは見た後に何か爽快感が生まれました。
牧原ナオミ 94 確立された世界観、忘れられない小ボケ、読み手を置いてけぼりにさせない構成力・・・
どれをとっても一級品ですよ。
レンジの音→空襲警報というとんでもない繋ぎ方、そこから次々と発展させていく笑い、
循環バスを趣味で走らせている男の元に現れた謎のバス停と男の関係。
読み応えのある作品としか言いようがありません。
減点理由は、川嶋の内面部分をもう少し知りたい、でも行数制限的に難しいだろうからなぁという、
腹八分目的なところでございます。
テライキアツ 64 会話の軸がぶれるぶれる。それが面白いんです。
緩い雰囲気の口調を想像すると、内容とのギャップが面白いですね。癖になりそうなネタです。
欲を言うなら、もう少し長く見たいです。
もうちょっと緩さと会話のズレが良い感じに暖まってくるのを期待していました。
コントの「スタイル」って短いと確立が読み取れませんよね。
作者の意図してない受け取られ方をされてしまう場合が多い気がする。
長く書けば書くほど自分の狙いが脂に乗ってくるんですが、この企画でそんなこと言うのは野暮ですよねー。
個人的には、その作者と読み手の温度差が気になってしまって、あんまり楽しめませんでした。
スタイルは好きです。
よくわからない評価で申し訳ないです。
KKジハード 57 新しい雰囲気の漫才ですね。なんというか、ゆったりした空気が流れてるような。
その中で出てくるおかしな世界観を作るボケがいい味出してますね。
しかし、ネタのスタイルとはいえ飛び出たところがほとんど見受けられないのは痛いです。
スタイル上インパクトのあるボケはつけづらいかもしれませんが、
さらにアホな世界観をつけたり表現方法を変えたりなど、工夫次第でさらにツボをつけるネタになると思います。
このスタイルは嫌いじゃないので、このまま伸びて欲しいネタだなと感じました。



キミ:見た感じ、どのネタも点数はばらばらでも、評価している審査はしっかりとあるっていう感じですね。

シン:そうですね。レベルの高い戦いの証拠なのではないでしょうか。

キミ:しかし、本当の激戦はここからです。次の7組の発表からは、脱落者が出てきますからね。

ケイ:怖いですねぇ。一人発表すれば一人が落ちるんですから。

シン:シビアですよねぇ。

ケイ:うんうん・・・。

キミ:・・・・・・味気のない会話だね。

ケイ:そうだね・・・。

シン:人はそれを「普通」と呼ぶのだ。



Aブロック2の発表