はづき:・・・・・・・・・・・。 健太:・・・・・・・・・・・。 はづき:寝れないんだけど。 健太:・・・まぁ、まだ夜7時だからな。 はづき:はぁ・・・昼寝も何にもしてないのになぁ・・・。 健太:過去を見るより今を見な。 はづき:何でだろな・・・。 健太:どうもこうも何でこんな時間に寝たいんだよ? はづき:明日用事があってさ、早いうちに起きたいの。 健太:何時? はづき:8時。 健太:お前はどんだけ寝たがりなんだよ。 はづき:んー・・・12時間は寝たいかなぁ。 健太:ふーん・・・。 はづき:だから、寝る方法を教えて。 健太:そうだな・・・ここは単純に羊を数えたらどうだ? はづき:羊が10匹・・・9匹・・・ 健太:どんどん羊が出荷されてく。 はづき:2匹・・・1匹・・・0匹・・・。 健太:案の定だよお前。寂しい牧場だなぁ。 はづき:−1匹・・・。 健太:描写どうやってんだ。 はづき:・・・あぁ・・・羊ぃ!羊さーん!! 健太:あ、−はあれか、召された的な何かか。 はづき:うーん・・・全然寝れないんだけど。 健太:想像力が豊かすぎるってのも時に問題か。 はづき:羊さんが戻ってくるまでなんか別の情報をちょーだい。 健太:その想像力を生かしてなにか楽しいことを想像したらどうだ。 何かのノーベル賞並の凄い発見が出来るかもしれん。 はづき:楽しいことかぁ・・・あ、ダイナマイトの作り方想像出来た! 健太:ノーベルがそれで人生苦しんだのを知ってか知らずか。 はづき:ダメだなあ・・・。いいや、目瞑ってたらいつか寝れるだろー。 健太:はい、おやすみ。 はづき:おやー。 健太:さーて、オレは食いそびれた夕飯を食おうかな。 はづき:んぁ・・・。 健太:ん? はづき:・・・食べるぅ。 健太:もうお前は食ったろ?ムニエル。 はづき:ぱく。もー・・・そんなに食べられないよー。 健太:・・・寝言か。・・・・・・寝てんじゃん、早いなぁ。 はづき:・・・・出たな、魔王! 健太:・・・・・・どこで食事を取ってたんだよ。 はづき:おにぎり砲発射ー!! 健太:食べ物で遊んじゃいけませんよー。 はづき:あ、いや。そんなつもりじゃ。 健太:おー?何がおこった? はづき:まさかおにぎりの中に休戦協定を希望する紙が入ってたなんて。 健太:・・・最初から戦う気なかったろ。 はづき:休戦よりさ・・・ 健太:・・・。 はづき:一緒に世界を襲おう! 健太:勇者。おい勇者。 はづき:結託を組んでくれるならまずは市役所の方に結託書を取りに行かないと・・・。 健太:ねぇよ。あったらどんだけこの世がピンチになるんだ。 はづき:え、協力してくれるの? 健太:魔王。おい魔王。 はづき:結託書取ったとして、まずはどこ襲うかだよね?・・・群馬? 健太:群馬県民のみなさーん、今からちょっとした危機が訪れますが、無視してやって下さーい。 はづき:そこからこう関東地方を襲おうか。 健太:なぜ中核から襲わない。 はづき:ん?魔王何?東京から襲った方がいいんじゃないか?良く言うでしょ?敵を欺くにはまず見方からって。 健太:欺けよ。 はづき:・・・・・・んぁ・・・。 健太:・・・起きた。 はづき:・・・・・・健太、豚バラ細切れと包丁を持ってどうしたの? 健太:・・・えーっと・・・珍獣を見てた。 はづき:それはあたしのセリ 健太:オレのだよ。まず間違いなく。 はづき:今何時? 健太:8時半。 はづき:えー・・・。健太がもう少し時間進めてくれてると思ったのに。 健太:あれ?オレって時間司る神様だったっけ? はづき:時間勝手に出来たらもうそりゃあ無敵だね。 健太:・・・なーんかな、お前・・・無敵だよな。 はづき:すごいんだあたし! 健太:この世の為にもお前、起きててくれ。 はづき:・・・分かった。 健太:さあて、話しているうちにお肉が残念な色になってる訳だが。 はづき:そこで時間を逆に流そ 健太:神様だったらな。 (だんだんフェードアウト) 健太:・・・・・・朝だ。 はづき:・・・・・・普通に起きれたね。 健太:目覚まし時計に感謝しろよ。 はづき:・・・うん。 |